くるぐる使い(コミックス版)

くるぐる使いは、くるぐるを操る。
くるぐるは頭の○○れた少女。
その言葉は人に見えないものを暴き出す。
だけれど巷に居るのはただのくるぐる-
力のあるくるぐるはめったにいない。

だからくるぐる使いは、
くるぐるづくりで、
自らの手で作り出す。
くるぐるを-----

ああ、なんてド外道なのでしょう。

絵がとても綺麗なので、読みやすく、随所に登場するくるぐる美那の(特にデフォルメされた奴)可愛さはかなりのものです。かと思えばぞくっとするほどの色気のあるシーンもあったりして、少女の描き方という点に置いて、オーケンの小説世界とかなり合っている方ではないかと感じました。主人公たちの属するサーカス団の名前が「レティクル座」だったりと、随所に筋少ネタ有り。
題材的にやはり読む人を選ぶかとは思いますが、原作未読でも非常に楽しめました。是非衝撃のラストを…!

くるぐる使い (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)くるぐる使い (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)
大橋 薫 大槻 ケンヂ

朝日新聞社 2008-03-07
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