2008/6/26 大槻ケンヂデビュー20周年大祭@心斎橋CLUB QUATTRO
2008/6/26に大阪・心斎橋クラブクアトロにて行われた
「大槻ケンヂデビュー20周年大祭~人として軸がぶれている~」のライブレポートです。
6/26 心斎橋 CLUB QUATTRO
「あーココ、9/24なんばハッチの時に寄ったロフト、の8F!!」
前に来たことがあったんですよー。
しかしここの8Fにこんなライブハウスがあるなんて思ってなかった。
ムーディーな入り口を潜り抜けて内部へ。中もムーディー。思ったより狭くて、あー近寄れる!!とワクワクです。
おいちゃん側(そう、今回は右側だと聞いていたので)が空いていたので突進。最前列はムリでしたが2列目をゲットできました。おーーいちゃんのぎーーたーーーが置いてある♪ マーシャルアンプも置いてあるねえ。ここに来てくれるんだねえ。ワクワク!
以下ライブレポートに入ります。前回のライブレポート、良く良く読んだらライブレポートっていうよかタダの覚え書きなので(いやそれはそれで私が楽しいから全然いいんですけど)、今回はちょっと真面目に時系列順を追って詳細なライブレポを書いてみることにしました。ただうろ覚えな部分もあるので、特にMCの入り順とか内容とか間違ってたらすみません。特に時系列、本当自信がないんで、酷い間違いがあったらツッコミください(笑)
開演前BGMには筋少、電車、空手バカボン、特撮、オーケンソロとオーケンづくし。待ち時間用にipodshuffleを持って行ったのですが聞く必要も無い、というか、やっぱりライブ前の高揚感、ワクワク感というのは音楽で聞き流すのも勿体ない時間だなと感じた次第です。これもライブの味わいのひとつだよね。
空手バカボンの「バカボーン♪ バカボーン♪ バカボーン♪」と叫んでる曲がちょっといいなあと思いました。「おおもうけバカボン」でいいの?
OPSEは何の曲かわかりませんでしたが綺麗な曲でした。何の曲?
メンバー登場! オーケンはヒビは目元にすこしだけ、黒い小さな帽子と20周年ツアーTでした。エディは何か居酒屋の店員さんにいそうな黒い格好。ギターの方はかつてのうっちーのようなもさもさヘアーの素敵なおじさま。ドラムの方はオレンジの髪がイカしたおじさま。ベースの高橋さんは同じくオレンジの髪でニコニコしている素敵なひとでした。お…おいちゃんいない! 出てこない! そんなドウヨウを抱く暇もなく1曲目は「アベルカイン」。会場大ノリ。猫犬シャウトで揺れまくりです。初っぱなから飛ばす飛ばすっ!
2曲目は「オンリーユー」。オーケンソロといえばこの曲ですよね! 中盤語りいきなり寸止めされてMCに入ります。
「今日は20周年だぜイエーイ!!」観客「おめでとう!」「おめでとーう!」
「おおいなんだい、大阪ではおめでとうって他の言い回しないのかい、関西弁とかで特殊な言い方ってないのかい」(会場苦笑)観客「「おめでとうさん」、とか…?」(←関西弁?)「そうか、「おめでとうさん」か! おまえら、今夜は心からの「おめでとうさん」をオレに聞かせてくれるかい!」「聞かせてくれますかと問うならば!」(問うならばー!!!)「聞かせてくれますよねぇえええ!! せーのっ」
『おめでとうさーん!!』
「♪オンリッ・ユーーー!!!」(演奏再開)
オンリー・ユー終了。
このへんだったかな。オーケンが「今日は僕の好きにやります」宣言。
「今日は俺の20周年なわけだけどさぁ、俺ねえ、20年間なにをやってたかっていうとね、いかにしてお客さんを盛り上げるかということばっかりやってきたわけですよ! こう、前の晩からMC表も作ってさぁ(メンバーを見回して)知ってるよね?! みんな知ってるよね?! たいへんなんだよ!」「だから今日は! 俺の好き勝手にやらせてもらうぜぇええ!! 「オーケン何やってんの?!」って、お客さんが思っちゃうような変な空白の時間つくっちゃうからねえ…」
やおらリップスティックを取り出して塗り始め、ニヤニヤするオーケン(笑)
喉スプレー?を取り出し、喉にシュッシュッやって、ニヤニヤニヤニヤなオーケン(笑)
「そんなんロックじゃねぇ!!!」とヤジが飛ぶ(笑)
別のお客さんが反論、「いや、それだからこそロックなんだ!!」(正確な台詞記憶にないです。だれか覚えてたら教えてください(笑))
オーケンが慌てぎみに「おい、君たち、そんなところで討論しなくていいから!!(笑)」
MCグッダグダ。 でもオーケン、終始はしゃいでて楽しそうで楽しそうでよかったです。
で、ついにゲストの発表!
「今日はすばらしいゲストが来てくれました! 筋肉少女帯から、本城聡章!」
待ってましたァアアアアア! ついにおいちゃん登場です! テンションだだあがり! おいちゃん今日は白Tシャツにスリムなジーンズというごっつい普通の格好でした! それでもスタイリッシュでさぁ、ああ、足細ぇええええええ!!! なんか前よりスタイル良くなってませんか(落ち着け)
おいちゃん登場時に他の出演者さんたちにタッチで挨拶してたらしい。オーケンも同じようにやられて「ちょっ、おいちゃん、他の出演者さんと同じようにタッチしないでsdfgh」とかなんとか言って照れてました。普段はずっと一緒だからされる機会って無いのかなあ(笑)
おいちゃん、白い包みを持って登場してまして、オーケンにプレゼント。「新巻鮭のぬいぐるみ」! 鮭(笑)「おいちゃんから新巻鮭をいただきましたァー!!」もうわけがわからない(笑)
オーケン「昨日、筋少の新曲が完成して!」おいちゃん「はい、完成しましたよ! 持ってきましたぁ~」(オオオオー!!)
オーケン「いやー、筋少って40過ぎてんのに…うるさい曲だよね」おいちゃん「うるさいねぇ」オーケン「リハ終わった後にここで大音響で聞き会したんだけど、うるさかったねえー」どんな曲だ(笑) 発売が楽しみ。
「おいちゃんと出会ったのっていつだっけ?」「25年くらい前だよ。高校の頃」「ああ、おいちゃんは内田君の高校の先輩でねぇ…」(なぜか観客、オオー)
「まあそんなこんなで僕の20年間がありました」「それとオレとの25年のつきあいもあんだろ」
「筋少じゃないとヘンに緊張すんだよー」とつぶやいたりするおいちゃんかわいいい(アホ。)
オーケン「今日は俺にとっての20年間の筋少はこういうものだったという曲をやります!
…みんな練習するの大変だったろー? すごい練習したんだろ?」ともったいつけるから何やるかと思えばいつものコール・アンド・レスポンスから「日本の米」だ!(笑) 米米米米! 米米米米! 叫んで曲が終わって
オーケン「どうもありがとう! 筋肉少女帯より本城聡章でしたぁああ!」
→おいちゃん笑顔でハケる
Σちょっ おまァアアアア!!!!!!
…以降おいちゃんファンにとって苦渋の放置プレイが続きます!(笑)
次は「空想ルンバ」が入って「テレパシー」来て、そのあとにMCが来たような。
たしかここで平井堅拝「オーケンのアカペラ大会」が来たんですよね。
「えーと、今日はアレだよ、みなさんのリクエストにこたえてね、一人アカペラ大会やろうかなって。何かリクエストあるう?」
「かな!」「あっ、香菜ね!(平井堅みたいなほよほよした声を入れながら1フレーズ歌う「もっふもふとぉン~♪」)」
「おもちゃや!」「リュウケンドー!」
「あっ、リュウケンドーね!(ノリノリで1フレーズ歌う)」
「きらめきー!」
「きらめきね! ♪何を言うちょるか、ってこれ内田のパートじゃねえかよ」
「ドリフター」
「おおッ、ドリフターね、ドリフター!(ノリノリで1フレーズ歌うが途中歌詞忘れてすっとばす)」
「外道節ー!」
「あっ、外道節、外道節ね? ………………ゲドー○※▼□ェラララァ♪(忘れているようだ)」
ここでリクエストタイム終了。なんか言えば良かった(笑)
その後2人目のスペシャルゲスト(笑)ブースカが登場。
「お客さんイエーイ♪」ナマブースカを見るのは初めてです。ブースカかわいいなあ~きいろいなあー
色々ブースカと喋ってたんですが内容忘れました(ひどい)大阪と言うことで芸人さんネタが多かったような。
とにかくブースカが居るということはこの曲、来ました「文豪ボースカ」です! 序盤の語りが「俺、オーケン、42歳で独身、ブースカと○○○○○(お笑い番組?)に出るのが夢」みたいな感じになってました(笑) 「認めたくない!」「許したくない!」と大合唱する会場。ヒデエ(笑) いやーでもなんともいえないカタルシスです(笑)
そのまま「パティー・サワディー」。パティー・サワディーは個人的に涙腺のツボを押す曲のベスト10くらいには入る曲で、生で聞けるとは思ってなかったのでちょっとホロリと来ました。カラフルな照明もPVのアレっぽくて、オーケンの歌声が胸にじわじわ来ます。そしてその後に来たのがもう一つの号泣ランクイン曲「企画物AVの女」ってんだから、一瞬泣きそうになりました! いやマジで。で、その企画物AVの女は間奏の語り部分でいきなり「ヘイユウ!!!」と「ヘイユウブルース」の語りに突入。オーケンのこの語りは迫力満点で飲まれます。まじめに「そいつは誰だ、誰なんだぁあああ!」まで語りきり、そして再び「企画物AVの女」本来の語りに突入。泣ける語り2連発で大盛り上がりです。
と、企画物AVの女はここまでではありませんでした! オーケンの歌パートが終了、オーケンがステージから消えて、ですがそのまま演奏は続き、今回のメンバー、ギター日下部さん、ベース高橋さん、ドラム五十嵐さんのそれぞれの怒濤のソロ開始です! 日下部さんは後ろ向いてギターを背中で激弾き、ベースの高橋さんは歌いながら歪んだソロを響かせて、ドラム五十嵐さんは速度がどんどんヒートアップしていく超スピードでのドラムソロをそれぞれ披露! スゲー! そしてオーケンが戻ってきてフィニッシュ。長尺の企画物でありました。
高橋さんがチェロみたいにでかい黒いベース(あれはなんて言う楽器なの?)に持ち替えて、電車から「OUTSIDERS」。続いて、「俺っていいひとだよね!」と思わせる曲を歌います、ということで「あのさぁ」。続いて、UGS版の「GURU」と、バラード3連発。GURUの途中の語りもやってくれたんですが、残念ながら○○○ありでした(笑) いやでも何だ、あれを間違えられても困るしなあ、あれでいいのかもと思って見守りたくなりますね。格好良かったです。「いやー、バラードばっかりってのやってみたかったんだよね」とうれしげに語るオーケン。私も休めてちょうど良かったのですが、胸を占めていた思考はとにかく「おいちゃんマダー?」「もしかしてもう出てこないのー?(不安)」でありまして、正直若干ダレてましたが、そのおかげで冷静にステージを見たり、MCとかを反芻する余裕がありまして今回の詳細レポートに繋がっております(笑) で、おいちゃんマダー?
「それじゃあ激しい曲行くぜっ、もう火の海激しく狂うよ! 頭そびえ立つぜモヒカンだよ! うなるピストルトマホークだよ………どうしてピストルがうなるんだよ!!(笑)」とツッコミ入れつつ「ジェロニモ」来ました!「ファイッ、ファイッ、ファイッ、ファイッ、ホー!!」で会場が揺れまくり。途中の「ウォーオオーオーオーオオー」はオーケンが「ごいっしょにぃ!」と煽って、これも会場全員で大合唱。
そう、そしてもう一つの「ファイッ」曲が特撮にはあるんです。
そいでその曲は………おいちゃん作曲なんです!
ということで、再びゲスト召還、おいちゃん、戻ってきましたー!(大興奮)
「今日はおいちゃん作曲の特撮の曲を、おいちゃんが演奏してくれるぜえ!」
『ピアノ・デス・ピアノ』!!
「ファイッ、ファイッ、ファイッ、ファイッ、ネバギバッ」「Let's get on!!」×3、とにかく観客レスポンスパートが多いこの曲、もう盛り上がるどころの騒ぎじゃありません。ガンガンガンガン煽りまくるおいちゃん! おいちゃんのステージング本領発揮です! 今までさんざん焦らされてきたので、もうオーケンは置いておいて(ひどい)おいちゃんの方ばっかり向いて、拳を突き上げて喉をからさんばかりに叫びまくっておりました。この想いよおいちゃんに届け! 周囲の方も同じ気分であったのではないのかと勝手に思っております。激弾きのおいちゃんかっこいい、と思っていたら、後半転調するところの「♪天使の~」と歌うNARASAKIさんパートを、朗々と歌い上げるおいちゃん。もう格好良すぎて死にそうです。今回のベストアクトは何をおいてもコレでした。
そのままおいちゃん参加しっぱなしで、怒濤の筋少ラッシュ。これまたおいちゃん曲「カーネーション・リンカネーション」。このへんおいちゃんばっか見てたので記憶がとにかくあやふやです。カーネーションは間奏で何かやってましたっけ? もう全然記憶にないです、楽しすぎて(笑)
そして本編ラストといえば「踊るダメ人間」! 「♪心の中を言ってやろう」で胸元を親指で指さすおいちゃんがたまりませんでした。ダメジャンプがそうとうきついように見えたのか、オーケンが「(ジャンプは)あと1回だよ!!」「ガンバレー」とかはげましてくれていました。床を揺らしながら(抜けるかと思った)、本編終了。
アンコール。思ったより早くメンバー再登場、さっきの興奮醒めやらぬ中またも激しめの曲「バーバレラ」です!
そしてオーケンの好きな曲ベスト10には入るという曲「ロコ、思うままに」。
えーとねえ、俺はねえ、「深夜も営業してる本屋」みたいな人になりたいなあって思ってるんだ、
本ってさあ、無くても生きていけるけどさあ、無かったらちょっとさびしいじゃない?
それでさ、夜にさ、あー、本読みたいなあって思っても、普通の本屋とか閉まっちゃってるじゃない?
でもさ、それでさ、俺の所に来たらさ、開いてて、いつでも本が読めるよっていうような、
そういう人に、おれはなりたいんだよねぇ……
「人として軸がぶれている」。途中の声優さんパートを観客の皆さんが歌っていたのですが、曲終了後に「いやー、お客さん半分くらいは女性の方ですけど……半分くらいは男性の方ですからねぇー、男性の方に「アタシがいるよ、気づいて♪」って言われるのもちょっとねえ…… お、おまえらBLなのかガチホモなのかはっきりしろっ!! BLの人挙手! ガチホモの人挙手!」(何人か手を挙げたらしい)「わかった、対応します!」←どっちに?!
そのあと、もういちどおいちゃんが出てきてくれました(今日は出たり入ったり忙しそう(笑))。手には赤いリボンのかかったかわいい白い手提げ袋。中には緑のビンが見えます。「…ほんとは「米」の前に渡そうと思ったんだけど新巻鮭があってさぁ……(笑) まあ、ネ、オーケンの20周年の労をねぎらってですね! 今夜はこれで乾杯しようよということで……20周年おめでとう!」あたたかい祝福のメッセージと共に、シャンパンです! さすがお酒好きのおいちゃんだけあります! オーケンが「それで今晩これ開けたら店が持ち込み不可だったりしてシュンとしちゃったりするんだよな」とか言ってました。あっはっは(笑)で、おいちゃんが出てきたということは筋少曲が来ます、ということで実質オーラス「釈迦」!! 言葉はいらない、盛り上がれ!
釈迦終了後。おいちゃんが今度こそ退場して、最後「綿いっぱいの愛を」をワンコーラス(なんで?)やってお別れであります。ああ楽しかったよ、楽しかったよ、オーケン! オーケンも楽しそうで、嬉しいよ! 「歌謡ショウみたいにお別れしたいと思います!」とキラキラ七色に光る小道具を振ったあとに退場していくオーケン。結局その小道具舞台に置いていったんですけど、電源がつきっぱなしだったものですから、その小道具はだれもいなくなった舞台の上で、ライブの輝きを残すかのように、キラキラと、キラキラと、輝き続けていたのです………。
[セットリスト]★はおいちゃん参加
アベルカイン
オンリー・ユー(間奏途中でMC)
★日本の米
空想ルンバ
テレパシー
文豪ボースカ
パティー・サワディー
企画物AVの女(間奏内でヘイユウブルース)
OUTSIDERS
あのさぁ
Guru
ジェロニモ
★ピアノ・デス・ピアノ
★カーネーション・リインカネーション
★踊るダメ人間2006
Encore
バーバレラ
ロコ!思うままに
人として軸がぶれている
★釈迦
綿いっぱいの愛を(サビのみワンコーラス)