ノゾミのなくならない世界


前々からずっと閲覧させて頂いているKing-show Web Coreさんのサイト内容を、管理人のるみねさまがはてなダイアリーブック…1冊の本ですね、にまとめられたものを、いただきました。

私は復活後に筋少の事を知り(バンド名と「サボテンとバントライン」だけ、中学生の頃友人がカラオケで歌っているのを聴いて知っていたのですが)、ファンになった後追いのファンです。
後追いのファンとして感じる筋少の魅力の一つに、リソースの多さがあります。調べれば調べるほど、出てくる様々なエピソード。メンバーの変遷。膨大な数のライブ。16枚のアルバム。過去の雑誌記事。一つづつ追って行く行為は、まるで遺跡を発掘していくようで、掘るたびにきらきらとしたものが見つかり、驚き、感動し、また笑ったり、へんてこなものを掘り当てて一部あきれたり(笑)、とか、そういうふうにハマって行きました。
これはどういった類の魅力なのか、つらつらと考えてみましたところ、
それは要するに「歴史」なのです。
筋肉少女帯というバンドは過去に20年あまりという
濃密な歴史を背負っている。
そしてそれは、ファンの方も然りなのです。


管理人のるみねさまは、筋少を初期からずっと、「追いかけ」られていた方です。
King-show Web Coreさんには、るみねさまが筋少を追いかけられていた初期からの「日記」(前半はご友人様との交換日記、後半がweb上でのもの)が『すべて』掲載されていまして、それがまとめられたこのダイアリーブックのページ数はなんと460Pにも及んでいます。それはもう、膨大です。濃厚です。
「猫のテブクロツアー」からはじまり、武道館、歴代のツアー、数々の学園祭、オーケンソロ、UGS、凍結時の「筋少の大海賊」サミット、そして復活ライブまで……、会場の様子、メンバーの数々の発言や行動も丁寧に丁寧につづられ、まるで自分がそこに立っていて、あたかも感情まで追体験できるような、臨場感のあるライブの「記録」。いえ、ライブだけじゃないです。年代とともに文体は変わって行かれるのですが、根底に共通して語られているのは、筋肉少女帯というバンドへの、深くて、ピュアな、「愛」。17年もの間、積み重ねられたもの。
「ファンの歴史」です。
感動しました。
敬礼。


ライブまであと1日です。