2009/7/9 「「ミッドナイト・プラグレス・カフェ」発売記念ツアー第2弾」@京都・都雅都雅
2009/7/9に京都・都雅都雅にて行われた
「「ミッドナイト・プラグレス・カフェ」発売記念ツアー第2弾」のライブレポートです。
~2009.07.09 都雅都雅プラグレスライブ ~
写真は前日に下見に行った時に撮影した物(はてなの方から引用)。
地元ということでのんびり行って参りました。京都でのオーケンは2度目です。
天気は雨でもなく晴れでもなく過ごしやすい感じ。
夏のけだるげでここちよい空気の中、会場に向かいます。
都雅都雅はビルの地下にあるライブハウス。
「ぴあチケット20番以降のかた」とものすごいざっくり呼ばれたので、48番だったけどわりと早く木製の扉を抜けて階段を下りると、たくさんのフライヤーが壁中に。
チケットカウンタの脇にドリンクがおいてあったので確保して(いつものクセでミネラルウォーターもらっちゃったよ、着席なのに)、中に入ると、天井が広いー! イスがしっかりしてるー! コンクリうちっぱなしの空間に広がるたくさんのフライヤー。気品がある。雰囲気の良いライブハウスです。席数は10席×15くらい…だったのかな。
開演までの1時間をまったりと過ごして、10分押しくらいで開演。OPSEは「ムーン・リバー」(笑)。オーケンさん今私たちが入ってきた入り口からご登場、わーい横を通られたよー! 端っこに座ってれば最接近だったろうに、ちょっと残念(笑)。にこにこされています。
今日の衣装はいつものグレースーツ+ハンチング。ひびなし。
「よろしくおねがいします」
♪「パティー・サワディー」。 七色。
♪「BABYBABY」。 オレンジ、白単色。
「どうも、ありがとう、大槻ケンヂです。ミッドナイト・プラグレス・カフェのプロモーションで、来てまして、ただこないだ筋肉少女帯の方のシーズン2のツアーが終わったところなので、モチベーションを失っているんですけれども」(笑)「このミッドナイトプラグレスカフェのプロモーションツアーは長期でやっていこうかと…このまま2年、3年と」(笑)
MJの話など挟みつつ、メンバー紹介。
「こういうダラダラしたトークを……特にやまもなくおちもなくいみもない、意味は違いますが俗に言うところのやおい的なトーク(おいおいおいおいおい)を話していこうかと思います」
「そういえば、筋肉少女帯は活動20周年ですけど、特撮は活動10周年目なんですよ。やってないですけどね。特撮のメンバーはボクとエディとNARASAKIくんと、そして有松くんというメンバーだったんですけどね。今度筋少が出るJACKINTHEBOXという夏フェスで出るハイドさんのバンドに有松くんが参加していて、有松くんは特撮ではありまっちゃんと呼ばれていたんですが、今では「アーリィ」と呼ばれているそうです」(爆笑)
♪「タンゴ」。 赤、白。
聞きたかった曲なのでうれしかった。後から聞くとオーケンアンプラグドでは定番曲だということで。タンバリンがいい。
♪「SWEETS」。 白、黄、紫。
♪「花火」。 白単色からグラデーション。
きしむようなバイオリンの音がきれいだ。花火とバイオリンは合うな~
「京都、以前RAGに来たことがありますが、ひさしぶりですね。それにこの編成でくるのは…キーボード、バイオリン、アコギで来るのは初めてですね。すごくいいでしょ! すばらしいでしょ」ちえさん「社長のおかげです」「あのボクこの3人になぜか社長って呼ばれるんですけど社長って呼ばれる人は実際には社長よりちょっとしたの所に居る人が多くないですか?(笑) …あ、でも実際ボクオーケン企画の社長なんですけどね……」「だから社長って呼んでるんですよ」「社歌もあったんだよなたしか」「歌ってくださいよ」「忘れちゃったよ! どんなんだっけ? ゆーげん ゆーげん♪ しゃちょうと せんむで ちょうれいだ~~~」
「「未来想像堂」に出ました。こっちでやってる? やってる。あれ編集でうまくかっこ良く見えてますけど、ヌンチャクで木人が持った風船割ってるところとか、映像では一気に「パアン」ってかっこよく割れたように見えてますが、ホントは割り損ねてポヘッとかなってたんですよね。編集マジックですね」「そうそう。みなさんに聞こうと思ってたんですけど、大槻ケンヂにはかつてテレビタレント時代がありました。ボクはテレビの世界をのぞかせてもらっているつもりでやっていたのですけど、いつのまにかガヤとしての責任感というか、そういうのが芽生えるようになってしまっていつのまにかタレントをやってしまっていましたが、でも本当にそれで生きている人にはかなわないと思って撤退したんです。それでもテレビはすごいですね。シーズン2のプロモで出ただけでものすごい数のメールがきましたからね。プラグレスはなにもきませんでしたが。むしろこっちからメールを一斉送信しないといけなかった……えっと、そんなオーケンなんですけど、もっかいテレビに出たら見たい気持ち、ある?」(パチパチパチ)「そうですかあ、ありがとう! じゃあ………まず………月9からいくかなあ~~~」(爆笑)「40代の妄想トークっていうんですよね、これ」
「タレントとしての僕にはツッコミ役がいなかった……ちえさんは、ツッコミに見えて意外にボケなんですよね」「筋少の場合はどうかなあ。内田君はどちらかといえばツッコミタイプなんだけどねえ。橘高君はするどいツッコミなんだけど、どうかねえ、場所がさ、ボクとはキョリが遠いからさ。ああじゃあその二人を逆にしてこっちがわにきてもらえばいいのか!」「下手側にはおいちゃんってギタリストがいるんですけど、彼もどっちかというとボケなんですよね。………曲いきましょっか」(←あいかわらずおいちゃんの話ひろげないんですね…(笑))
「筋肉少女帯はMCが盛り上がりの一つの要因になってるんですよ。「問うならばー」といって「問うならばー」と返すような。JB,ジョン・ベルーシの映像を見てその方法論をぼくは学んだんです。お客さんにといかけて、返してもらって、それで高揚させる。これだ!とその映像を見て思って、現在の筋少のどーにもダラダラしたMCができあがったわけです!(笑)でもアンプラグドは盛り上げる必要がないですからね。コールアンドレスポンスの必要がない。そうなると、自ずとMCがさらにダラダラしてくるんです。今回のしっとりととりとめのないトークの、その理由が今ここで明かされました」
「ボク、しゃべるときが大変でね。他の人の反応とか考えちゃうの。それで大変で。でもライブにおいては好きなだけひとりごとがいえるでしょ? みなさんニコニコって聞いてくれるじゃない。たまに反応返してくる怖い人もいるけどさ、基本的には。ラクなんだよね、それが。まとめるとボクは個人個人の人間がきらいで、まとまった人間は好きなんですよね。やなかんじー(笑)」
「みんな人間好きですかー」
♪「人間嫌いの歌」。
♪「人として軸がブレている」。 オレンジ、白。
ブレブレって手をぶれさせるオーケンがかわいい(笑)
「シーズン2のツアーも終わりまして。いいツアーだった! カンドーしました。アラフォーどころか、アラフィフに近づいている……でも支持されてね、もりあがってね。うれしいです」「京都の方ですと大阪にきてくださった方多いのかな。大阪も良かったなあ。でもボク最初でスベっちゃったんですよ。あのね、いわゆる解説が必要なトークは2~3回目のMCでやるべきだったんだけど1回目でやっちゃって、あ~、すべったかなって(苦笑)」(※関大のMCのことですね……すべってた?)
「ボクホントにライブある日はMCのことしか考えてないんですよ。で、昔一時期筋少で学園祭にたくさん出てて、そのときもずっとMCのことばっかり考えててね、メンバーにそのことを相談したんです。そしたらね」
「いやいや、オーツキ、あのね」
「おまえはMCのことばっかり言っているけど、
お客さんは、音楽を聴きに来てるんだから」
「あっ、そうなんだー!」
「で、その日の学園祭でMCやらなかったら変わらず盛り上がったんですよ。デビュー10年目にして初めてそれを知って心がほっこりラクになりました」
「こないだいわゆるエロゲーのイベントに出ました。ニトロプラスという、クォリティの高いエロゲを10年間作り続けているところのイベントです。JCBホールが満員でびっくりした。あくびの戦士がふぁーとGO!俺らという曲を歌ってきたんですけど、でもなんと3時間半押しだったの。時間余って余って。ボクの出番10時とかで。お客さんに至っては7時間半ずっとスタンディング。ボクやることなかったからてもみん行った。ほぐされまくってきた」
その間に本も読んだそうで、『サーカスと革命』の革命を扇動する3Mの竹馬に乗った道化師、アジテータークラウンの真偽の話がおもしろかった。今度探して読んでみよう。ほかにも、第一次世界大戦にはジャスパー・マスケリンという奇術師がいて、彼が指揮したマジック部隊というのが本当にいて、それが大戦を終わらせたのだと。オーケンのこういう知識ってホントにおもしろいなー。調べてみたくなっちゃうよ。「…で、ボクしばらく小説書いてないんですけど、次書くなら歴史ものにしたいなって…そいでこの赤い道化師とマジック部隊を組み合わせたらおもしろいものができるんじゃないかなって思っ……キミたち先に書いちゃだめだよお!!!(笑)」
「本読んでプロント行ってコーヒー飲みながらPSPで録画した番組見てもまだ時間余っちゃったの。おなかすいてきちゃってねえ、カロリーメイトかじって飢えをしのいだりして……それでやっと出番がきて、さあ出ようって思ったら「ちょっと待ってください」ってスタッフさんに呼び止められて。「今からおーつきさんの登場SEを流しますのでそれから登場してください!」「それはなん(の曲)ですか?」「はい、UN-K.O.のテーマです!」「はい?」「ゲーム中に使われる曲なんです!(※スマガサウンドトラック曲一覧参照)」 曲自体はかっこいい曲なんだけどさあ、8時間待って○○○のテーマで登場って、オレは何のピエロだと(笑)」
「力唱します」ということで♪「テレパシー」。 セルリアングリーン、白。
♪「僕の歌を総て君にやる」。 オレンジ、白。
「テレパシー、いい曲ですね。たまにこう自分で作ったと思えない曲がある。テレパシーは一応僕が作ったことになってるんですよね。でも僕鼻歌作曲ですから、作ってくださるミュージシャンの人たちの力だと。…踊るダメ人間はぼくが作ったことになってるんだっけ? インドも? ノーマンベイツも? オレが作ったのぉ??」
「最近ホントに家でテレビばっか見てるんです。HDレコーダーってのはこわいね。なんでもとれちゃう。それでね、ウルトラマンエースはやばい! 帰ってきたウルトラマンもヤバイ!」
「さて、最後の歌を歌ってお別れです。でもここは楽屋まですごい遠いの。だからアンコールがもらえるなら、アンコールがあったことにして進めていこうかと思いますがいいですか?」(ぱちぱちぱち)「よし、ここにはヤメタランスはいないなー!!!」
「プラグレスでやるのははじめてかな(※実際は違ったので後から訂正が入りました)」
本編オーラス♪「世界中のラブソングが君を」
この編成でのラブソングかなりいい! コーラスが女性版に切り替わってるんですが、本家もいいけどこっちもすごい甘くてよくて、ラブソングーって感じでしたよ。この曲いろんなアレンジで聞いてみたいな。今回のベストアクトです。
~アンコール~
って言ってもオーケンたちはその場から動かず。
「アンコールがあったという前提で進めてますんでね。みなさん体のばしてくださいね、座りっぱなしで疲れたでしょ? ほぐしてください。」
ステージ後方壁際に思い思いに座る女性陣。
ストレッチをするオーケン。
変な踊りをするオーケン。
影絵をするオーケン。
「アンコールありがとうございまっす!!」(わー(笑))
♪「山と渓谷」
「この歌でのドーナツ屋さん……は具体的にはミスドなんです。僕ミスド好きで。なんでだかミスド食べちゃうの。えっとね、チョコレート、ダブルチョコレートと、あとシナモンとか、好きだね。でもクリーム系は甘くてちょっと苦手なんだよね……ってなんだそりゃって話だよね。でもポンデなにがし(会場爆笑)は、イイ! ポンデなにがし買うときもクリーム系じゃなくてふつうのを買うけども」「飲茶とかは?」「いや、飲茶とか中華ってのはミスド的じゃないよ!」「おいしいのに」「おいしいのはわかる、けどね!(笑)」「そういえばモスとミスドがコラボしてたよね。ドーナツ型のハンバーガーと、ハンバーガー型のドーナツ」「ハンバーガー型のドーナツは食べたよ……ってあのね、夢をもとめてみなさん今ライブにきてくださっているのにね、なんでドーナツの話してるの(笑)」
「あのね、いろいろ試してみたいことがあって。最高の歌を歌うけどMCが最低な人と、MCがおもしろいが曲は全部おサル音頭みたいなのとどっちがいいかなって。プラグレスにおいては歌を真剣に歌って、そのぶんトークをもっとくだらなく…もっとくだらなく…」(ダメじゃないか!(笑))
今週末は吉祥寺スターパインズカフェでやる。ポンプさんがゲストにきます。京都なので遠いですけど、まあ東京見物にくるつもりで、もしこれそうだったら…という話など。ちなみに吉祥寺ではカンガルーの刺身が食べられるそうです。
♪「OUTSIDERS」。 白単色。
♪「よろこびとカラスミ」。 白単色。→青、みどり。相変わらず泣ける。
「よろこびとカラスミは本当に好きな曲で。あまり好きなのは歌いたくない…というか、歌いすぎたくないというのがあって。歌う中で完成していく、新しい展開になっていく、っていうのもあるんですけどね。たとえて言うなら大事なグラビア雑誌はあまり見ないみたいなってなに言ってんだオレ……よろこびとカラスミはそういう曲の中の一つです。筋肉少女帯なら日本インド化計画やダメ人間、サンフランシスコや釈迦、プラグレスならタンゴ、みたいな、そういう定番曲とはまた違った感じで大事にしていきたい曲です。たとえて言うと(なに言ってたか忘れた…)みたいな。…バカがやってるブログみたいですね(笑)(胸さして)ココでわかってください、ココで!(笑)」
「京都いいところですよね。盆地だから、暑い寒いがありますけど、それでも好きです。また来たいです。それでは最後の曲、これもまた、あんまり歌いきりたくない曲ですね。聞いてください、「アザナエル」」
オーラスはキーボードの音がやさしい♪「アザナエル」。 白、紫。
「ギター、長井ちえさん、キーボード、みちさん、バイオリン、maruseさん……そして大槻ケンヂ。どうもありがとうございました。…あっ、9月OTODAMAに筋肉少女帯できますので、そっちもよければ、来てください。ありがとうございました~!」
最後はまた客席脇通って帰られました。私の列の端にいた人が握手を求められて、快く応じられてました。それに触発されて周囲のたくさんの人が立ち上がり握手もとめられてましたが、全部にニコニコ対応されてました。(私も行けばよかったなあ~……)そのまま入ってきた出口から退場されました。………ここ、楽屋ってどこにあるんだ?(笑)
というわけでえーと2ヶ月ぶりですかのオーケンプラグレスです。相変わらずののんびりまったりの癒しのプラグレス空間。今回はタンゴやってくれたのがうれしかったなあ。聞きたかったんですよ。あとはやはり「世界中のラブソングが君を」の女性コーラス版がすばらしかったですね。このメンバーでもっとほかのいろんな曲をやってみてほしいなと思いました。
今回も着席なのでメモが取れたのでレポートはそのメモをもとにしています。ところで今回曲目の横に色を付記していますが、これは曲が始まった瞬間の照明の色です。付記がない分はメモしそこねたぶんです。少しでも会場のイメージが伝わればいいなと思って書いてみました。どうだろ。
地元だから帰る時間に余裕があるので、出待ちしてみよっかなぁ……と思ったけど勇気がでなくてやめました(笑)いつかやってみたいなという気もするんですけど、なんかメンバーのオフの姿ってあんまり見ちゃだめなような……そうでないような……そんな葛藤を抱きつつも、オーケンの歌声の余韻に浸りながら、夜の木屋町をまったりうろうろした後に帰宅の途につきましたよ。オーケン、また来てくださいねー!
セットリスト
1. パティー・サワディー
2. BABY BABY
3. タンゴ
4. SWEETS
5. 花火
6. 人間嫌いの歌
7. 人として軸がぶれている
8. テレパシー
9. 僕の歌を総て君にやる
10. 世界中のラブソングが君を
ENCORE(してない)
11. 山と渓谷
12. OUTSIDERS
13. よろこびとカラスミ
14. アザナエル