【番外編】2009/10/10 “KING-NIKU KOMACHI 2009”『Chapter 3』@渋谷エッグマン
2009/10/10に東京・渋谷エッグマンにて行われた
おいちゃん参加の中山加奈子さんソロライヴ"KING-NIKU KOMACHI"
『Chapter 3』のライブレポートです。
2009/10/10 渋谷エッグマン
▼-衛生兵! 衛生兵!!!
ついにやって来ましたこの日が。かねてからずっと参加したかった中山加奈子さん+おいちゃんのライブ。すなわち「筋肉小町」。今回ついに参加することが叶いまして、はるばる渋谷の地にやってまいりました。行きがけにCCレモンホールも行っちゃったりなんかして……CCレモンの向かいがエッグマンです。
エッグマンは地下のライブハウス。階段を下りて入場すると、フロアー中央大きな柱を囲むようにゆったりとしたカーブを描いた客席スペースが、ステージを取り囲む感じになっています。ここ、ものすごくステージが低い! 高さ50センチもないんじゃないだろか。おいちゃんのエフェクターボードの全容がハッキリと見えます。ちかちかと赤いライトが光っている……。2列目からでもよく見えました。
ステージ側面にギターが沢山。おいちゃんのいつものストラト、アコギ、そして今まで見たことがないクリーム色(白)のストラト(これがおいちゃんがブログで言っていた新ギターかな?)。おなじみの橘高さんのローディさんがギターの調整をされています。この会場は舞台ソデがないので、ステージ上で調整を行われているご様子です。奥の方にディスプレイが光っていました。あれは、多分調整用の機材なのでしょう。ステージ上、3本セットされたマイクスタンドには沢山の羽根飾りがついていて、華やかな感じ。筋少ピックが羽根の中に埋もれてます(笑)
開場が18:30、開演予定が19:00でした……19:10すぎくらいでしょうか。若干押して、カラフルな照明が灯り、いよいよステージが始まります。OPSEは覚えてません! ……それどころじゃなかったです。おいちゃん、黒スーツ上下に黒T。距離が……距離が、ち、近い近い近い、近いってばー!
1曲目に始まったのは代表曲「ヴィシャス・サークル」! 張りのある加奈子さんの声がライブハウスに響き渡ります。カッコイイ! 引き続く2曲目は「憂さ晴らし」! はじめて原曲を聴いたとき、このイントロのギターはぜったいおいちゃんが演るっ!! って確信してたんですがまさにビンゴ! その瞬間を想像してドキドキしてただけに予想通りの展開に盛り上がります。自分が。フロアも。そのまま今回初披露新曲1曲目「無知と執着」が続きます。
おいちゃん「あっつー」←素だぁ(笑)
加奈子さん「みんな来てくれてありがとう。今日は新曲を沢山持って来ました。さっきの曲も新曲で、本城さんが全部曲を作って私が詩を書いています。「無知と執着」という曲です。次も新曲です」
「氷る花」はしずかなバラード。堪能した後にいきなり来た、なんというか、ジングル的な? 一定のテンポで繰り返されるリズミカルなフレーズ。ちょっと意外な曲調にびっくりしていたら、中山さんが赤い冊子を取り出します。おおおおお、朗読だ!!!! 中山さんの別プロジェクト(?)、VooDoo Hawaiiansより「咲かない花の種を持ってる」。中山さんの朗読は迫力で、静かな中にも鬼気迫る感じがしました。詩の合間合間に絡んでくる曲の感じがまたぞくっときてかっこよかったんです。itunesにあるんで是非聴いてみてください。次の「ダーリン~愛は生きているうちに」は明るくてチャーミングなナンバーです! 「ダーリン♪」っておいちゃんがコーラスするときに流し目で目があってマジで悶え死ぬかと(ry 「妄想だよ」? 妄想でもいいんです! クラクラきましたよおー!!(T▽T)
「光があって闇がある……次からは暗黒タイムです。みなさん、それぞれ心の中に暗黒な部分を持っていると思います。普段普通にしていても、絶対あるでしょ? そんな暗黒部分をえぐりだすような(表現がすごいな)曲を4曲続けて……1曲目は新曲です」
それでタイトルが「キミはゲス」って!(笑) すごいセンスだ。コール&レスポンス多いですよ~(笑) 引き続いて「PINS」(調べたところこれも筋肉小町発祥(※1回目)の曲のようです。おいちゃん作曲か?)・新曲「Sheep want sleep」。そして例のイントロなしにいきなりコーラスが入って、来ました、筋少から「カーネーション・リインカーネーション」! (主に左側ゾーンが)瞬間的に沸騰w 加奈子さんの歌い方も曲に合っていて、この編成「ならでは」のカーネーションに仕上げられていたと思います。新鮮! 語りの入る間奏の部分は果たしてどうなるんだろうと思っていたんですが、なんとおいちゃんピンのコーラスが発動です。言葉で説明できませんが……間奏に乗り繰り返し歌い上げられる「カーネーション・リインカネーション……」というフレーズ。繰り返しますがおいちゃん、ピンの、コーラスです!! 初めは静かに、そして叩きつけるように盛り上がっていくコーラスワークに飲み込まれそうでした。(ギャー!) 滅多に見れないよ!!!
▼-「ありがとう」
激しい4曲が終了。
おいちゃん「つかれたー」(←w)「まったりしようよ(笑)」
「次は筋肉小町はじめてのアコースティックコーナーを。もともとおいちゃん……本城さんとわたしは10年以上前からの知り合いで、私がアルバム「HOWLING!」を出したときに、一緒にライブをやって」「タワーレコードと、パワーステーションとかね。共演に○○○さんも出たんだよね」「あと、ストリートライブをやったりもしました」「2人でアコギ持って、地面に座って。しかも新宿コマ劇場の前で(笑) 空に星が出てて、きれいだったね」「あの時ってお酒飲んでた?」「……いやぁ、飲んでないね(笑) 飲んだら、弾かないから!(笑)」「……通りすがるおじさんとかに誰だろう?ってじろじろ見られるんですけど。じろじろ見てたおじさんが「判った! 川本真琴だ!」って(笑)」「そんな、ストリートライブのころを思い出しながらアコースティックコーナーをやりたいと思います。ゆったりしていってくださいね。トイレとか、ドリンク替えるなら行ってきてください」「そうだね、今がチャンスだよ。まったりしようねー(おいちゃん側前方ゾーンをぐるっと指しながらw)」
穏やかなバラード曲「水の懐」
「2人が知り合ったのはハロウィンの頃で。ホームパーティで知り合ったんですけど……ちゃんこ鍋で」「えっ、ちゃんこ会で知り合ったの?!」「言っちゃだめだった?(笑)」「いや、全然いい、OK(笑) はい、ちゃんこ鍋で知り合ったんですね」「そのころはハロウィンでね、私キューティハニーの格好して行ったの(笑)」「すごかったよ(笑)」
「で、本城さんもあるコスプレをしたんですけど」(ざわざわ)「いやぁ、あれはね~……」
そんなKISS(笑)の曲より、ということで「Hard Luck Woman」。これも、2番かな、おいちゃんピンで歌われてました。いい声だ……!
穏やかなアコースティックタイムが終了し、ここからは怒濤のハードナンバーで押し押し!
「みんなついてこれるー? 「Dive into the blue sky」」から、「Crash Rider」「ブライアンジョーンズのように」
この中のどの曲だったかなあ……全体もすてきでしたが、イントロが無茶苦茶格好良かったのがあったんです。ノーマンの”ダカダカッ”みたいなリフから入る(舞台演出のフラッシュもそういう感じで、かっこよかった!!)強烈なイントロなんですけど……。ブライアンかクラッシュライダーのどちらかなんだろうけどなあ。どちらも音源が無いです。追えません(苦悩)。前半でやった曲のどれかのラストでおいちゃんがギターをはじいた音が余韻が残って死ぬほどカッコよかったとか言うのも主張したいんですけど、どの曲なのかもわからないのです。この「筋肉小町」でしか公開されていない未音源化のおいちゃんの新曲は今回だけでも、なんと7曲に渡りまして、今回のライブ、本当にイメージしか伝えられないのがもどかしいです。音は文章にできない。自分の中の記憶をそのまま出せればいいんですけども!
「ドン・ドン・ドン☆」
ノリノリのシャウトをかけながら、ステージ上全員が手を挙げて観客をアオります。「ドン・ドン・ドン☆」と観客もレスポンス! 加奈子さんが高々とフェザーストールをかかげ、「これ欲しい人、大きな声でー!」(ドン・ドン・ドン☆)「BRAIN VS SPIRIT」! 待ってた! この曲好きッ! 脳と心がリングでせめぎ合うという内容で、最終的には二人とも気絶しちゃってジャッジに判断が任せられるという詩の内容なんですけど……よくこういう状況に陥るんで共感するな。中山さんの歌詞好きです。本編オーラスはプリンセス・プリンセスより「バラ色の人生」。観客席の歓声は止まず、アンコールへ。
~アンコール~
新曲「Break the Wall」。※このへんで至近距離に飛ばしてもらえたピック争いに手酷く負けて凹む(笑)でもあれは自分に向かって投げてくれたと思うから(ry
「ロックしよう!」とVooDoo Hawaiiansからイギー・ポップのカバー曲「Real Wild child」、
アンコールラストはこれも新曲「STARS」。曲終了後、おいちゃん前方にタッチタイムです。
11月2日でバースデイを迎えられるという加奈子さん。
「音楽を始めて30年になります。今夜が一番楽しいです。これからもずっと歌い続けて行きたいと思います」
観客の歓声に答え、アンコール2回目!
中山さんソロアルバムから「DEAR SISTER」。この曲、聴きたかったんですよー! 中山さんの歌詞って激しいものもありますけど優しい歌もありますねえ。この曲はその中でももっともたるものだと思います。前回の筋少ライブ後体調がまだグロッキーだった時にこの曲聴いて癒されて、今回もピック争奪戦敗残で凹んだ心が癒された(笑)ので中山さんを心の姉さんとよびたい! あたし強くなります!
▼-「またきてね」
♪そして、スペシャル・アンコール
(終了後、退場しようとされてもう奥への入り口に入られかけた所だったけど、客席の「アンコール!」という歓声にギコギコ、アンドロイドのようにコミカルな動きをしつつ(笑)ステージへ戻ってこられる加奈子さん)
「もう一曲……やる? やっちゃおう! アコギちょうだい!」(渡されたアコギを持って中央に。盛り上がる観客。奏ではじめようとする加奈子さん……の横からふつうにおいちゃんが出てくる)
「もう一曲やるよ!」
「……のんじゃったよ」(客席爆笑)
終了後即呑みかよ!!(笑)アサヒのビール缶片手に出てこられたおいちゃん。「のんだら、弾かないの。これ大事(笑)」と、ギター持たれようとしません。で、どうされるんだろと思ってたら後ろの機材に手を伸ばし取り出されたるはな、なんとタンバリン!! 片手にビール、片手にタンバリン!(シャラシャラ♪) こ、こんなお姿めったに見れないよぉ!! すてきだよー!! ステキにゆるいよー!!(笑)
というわけで、加奈子さんのアコギにおいちゃんのリズミカルなタンバリンでスペシャルアンコール「おサケの唄」です♪ かわいい曲なんですよねえ~! コーラス部分が多いのでみんなで合唱しました♪ ランラ・ララ♪ ランラ・ララ♪ タンバリン叩きながら飲まれてたよな、おいちゃん…… 「もう一周やりまーす♪」 ランラ・ララ♪ ランラ・ララ……
……「また遊びに来てください」……
というわけで初体験の筋肉小町は終了しまし……おいちゃんステキー!!! このために遠征して本当に良かった! 中山さんもギター弾かれますけど、今回はおいちゃんがいわゆる「リードギター」ですから、目立ってるんですよー! ソロも沢山弾かれて、ロケンローなやつからいつものディストーションなやつまでバリバリやられるし、コーラスはばりばりどころかメインボーカルまで取られるし、その他のギタープレイもエフェクター操作を初めとした細かい動作まで間近でばっちり堪能できて、なにより未音源化の新曲もたくさん聴けて……まさにおいちゃん祭り! 何回腰砕けになりそうになったことか。筋少とはまたひと味違った「カッコよさ」のおいちゃん! おいちゃんファンなら行って損はなし! の、充実した「ROCKIN!」な、一夜でした。ああもう、また遠征する用事が増えてしまったよ!(T▽T*)
終演後。
ランラ・ララ♪ ランラ・ララ♪……
セットリスト
1. ヴィシャス・サークル(「HOWLING」)
2. 憂さ晴らし(「ナカヤマの一発」)
3. 無知と執着(新曲)
4. 氷る花(新曲)
5. 咲かない花の種を持ってる(VooDoo Hawaiians「4ours」)
6. ダーリン~愛は生きているうちに~(シングル「プルメリアの咲く場所へ」c/w曲)
7. キミはゲス(新曲)
8. PINS
9. Sheep want sleep(新曲)
10. カーネーション・リインカーネーション
11. 水の懐
12. Hard Luck Woman(KISSのカバー)
13. DIVE INTO THE BLUE SKY(VooDoo Hawaiians「Pretty'n'Brural」)
14. Crash Rider(新曲)
15. ブライアンジョーンズのように
16. BRAIN VS SPIRIT(「HOWLING」)
17. バラ色の人生(PRINCESS PRINCESS)
Encore
18. Break the Wall(新曲)
19. Real Wild Child(イギー・ポップのカバー。VooDoo Hawaiians「DRIVE,She said」)
20. STARS(新曲)
Encore2
21. DEAR SISTER(「HOWLING」)
+
22. おサケの唄(「ナカヤマの一発」)