【番外編】2009/11/15 X.Y.Z.→A"10th Anniversary Tour"@大阪MUSE
2009/11/15に心斎橋・大阪MUSEにて行われた
橘高さんのもうひとつのバンドX.Y.Z.→A
『10th Anniversary Tour』のライブレポートです。
筋少メンバーの筋少以外の活動を追いかける番外編シリーズ。滅多にこちらまで来られないX.Y.Z.→A.が大阪に来られるのであれば、ぜひとも橘高さんのもう一つの側面をば拝見させていただこう! と思い、きっつきつにされるべく向かいました、11/15、大阪MUSEです。さてさっそくライブハウスに……と、そういえば、X.Y.Z.→A.ではスイーツ部というものがあって、スイーツを差し入れするならわしのようなので、何か買って行きましょう。ご同行頂いた某A様と共同で、近くの心斎橋大丸地下でシーキューブのスイーツボックスを購入。クラブクアトロの下のロフトでカードなど購入し、メッセージを書いてみたりして。こういうの楽しいですよねっ(笑)
MUSEは心斎橋の町中、ビルの中にあるライブハウスです。整理番号はB、FC先行がある様子で、しばらく待機。周囲を見渡すと、……筋少とはやっぱり違う客層……、さ、さすがメタル!? 女性の方が少なく、年齢層の高めな男性の方が非常に多い、という印象。ちょいとドキドキです(笑)。A様の、爆風スランプやラウドネス寄りのファンの方が多いのではないかという言葉に、なるほど納得しつつ、30分くらい待ってから入場です。
入場すると、すでにフロアの半分ほどは埋まっていました。会場はフラットなつくりのフロア(フロア両側にテーブルあり)でしたが、ステージがかなり高くて、すごく眺めが良く、当方の背丈でも視界が確保できたので、上手、真ん中あたりで観戦することにしました。10分押しで開始! ステージが青白い輝きに包まれ、流れ出す重低音、ハイトーンボイス、メタルの奔流!
「OKeeeeee、OSAKAAAAAA!!」
ハイトーンで繰り広げられる二井原さんのMCは面白く、お客さんいじりが多いです! 久しぶりの大阪だと言う二井原さん。「いつ来ましたっけ?」(客席のお姉さんから「去年の5がつー!」と声上がる)「1年と半分くらい前かあ。ありがとうございますねーお姉さん。その一年あまりの間に、X.Y.Z.→Aも成長してね、お姉さんも同じくらい年取って」(爆笑。お姉さんウケる)「笑いすぎやてー(笑)」
「さっき、曲中にアンプに足載っけたら肉離れして痛いんです~! ………でも歌うんに問題はないんで、大丈夫です」「49なんですけど(今回この発言が一番びっくりした。もっとお若いのかと勝手に思ってました。全然見えない……!)。最近、歌うのって実は身体に悪いんちゃうかなーと思うんですよね」橘高さん「いや、歌うとね」(関西弁キタコレ!)「なんか歌うとね、内蔵が動いてね、健康にエエらしいですよ。やから二井原さん、今までずっと歌ってはるって事は、もうじゅーぶん、身体にいいことしてはるんです」(敬語でらっしゃる!)「そうなん。具体的にどうエエの?」「……いや、とにかくえぇらしいです」(具体的に言えない橘高さんにちょっと萌えた)
「ファンキー末吉! 今日新幹線で大阪に来る車内で、この男のケータイがものすごい勢いでビリビリ(メール受信)鳴っててね。今この男はJASRACと戦ってるんですけど、そのことをブログに書いてて、それを読んだ記者の人がおもろいなーって思ったらしくてニュースで取り上げてね。それがえらい評判になって、なんでも、mixiっていうの? そこのニュースのトップに入って、感想のレスが何百と」ファンキーさん「いや……そもそも、店の2~3万の著作権料を払いたくないってだけでやってることだから……(笑)まさか、こんなにおおごとになるとはねぇ。……でもなぁ、あれから、「Runner」の著作権料が10分の1くらいになってんのよ……なんか関係あるんやろか?」(←本当の話なのかこれは?)「まあでもこれで話題になってニューアルバムが売れてくれたらええね」
その他にも、二井原さんの娘さんが運動会でよく使われている「Runner」を「通しで歌えるねん♪」と得意げに歌った二井原さんの娘さんに、「そっかー、エライなあ、その曲なぁ、ファンキーおじさんが作ったんやでぇ」と言ったら怖がられた話(娘さんはファンキーさんが怖いらしい)、娘さんの運動会に2人そろってジャージで行った(爆風スランプとラウドネスのすごい人が来るらしい!と言うことで、PTAの人が大騒ぎし、保護者の人がカメラを持ちだして待ちかまえたりしていたらしいが、誰も気づかなかったそうです(笑))話など、橘高さん曰く「(二井原さんより)ファンキーさんの方が後に越してきてるのに、ファンキー村って呼ばれてる」ファンキー村のアットホームなエピソード。 二井原さんが二輪の免許を取ろうとしたときにファンキーさんと教習所で一緒になり、終了後に電話がかかってきてツーリングに誘われて誘いの言葉が「2人で風になりに行かへんか」だったとか(笑)、二井原さんがアメリカから帰ってきて歌を辞めようと思っていたときに、引き留めたのがファンキーさんだったとか、その後ことある毎に「俺やぁ」と電話をかけて来て、それでX.Y.Z.→Aの結成に至ったとか、いい話も交えつつ。
筋少縁者が内田さんに水戸さんと2人居る3-10chainと、おいちゃんが筋少ギタリストと銘打って参加してる筋肉小町と違って、さすがにこのX.Y.Z.→Aで筋少関連の話は聞ける望みはなかろうよ、と思っていたんですが! なんとオーケンの話が出てきました。二井原さん「名古屋の時に、大槻くんが見に来ててね~」目立たないように、と大きなマスクをつけて来てたそうですが、逆にもの凄く目立ってたそうです(笑) マスクに大槻ケンヂと書いてあるようだった、とか(笑)対抗して「オーケンを意識したMCを、コールアンドレスポンスをしてみた」とのことでした。橘高さん笑われてました(笑) 橘高さん曰く「二井原さんが長渕剛の「乾杯」のような曲と言おうとして「ことぶき」と言い間違えた」ことがオーケン的二井原さんベストMCだったとオーケンが言っていた、そうです(笑) ほほえましいです。
アンコールでは和佐田さんがひとり下手に登場、噂のスイーツ部がありましたね。
「和佐田です」
「太ってます」
「判ってます」(※原文ママ)
「わたしは、このバンド内で、スイーツ部、というのをやっています」
「大阪は、食い倒れの町と聞きました」
「毎回、東京では、楽屋に入る前に、たくさんの! 食べきれないほどの! スイーツの差し入れを頂きます!」
「……大阪はぁ、食い倒れの町と聞きました」(笑)
「さぁぞ!(力説) さぁぞ!! 食い倒れるほどのスイーツが食べられるかと思ったら!」
「今回、なんと! わずか2種類!!」(爆笑)
悲しげに憤慨しつつぼやく和佐田さん(笑)「頂いたものは毎回皆さんにお裾分けしてますので、今回もやります。でもさすがに今回は最前列くらいにしか回らないなぁ……」とお菓子の箱を前に降ろされます。上手でご覧になられていた橘高さん、その様子にツッコミ入れて自爆した(笑)(※クリックで別ウィンドウ)。出てきた二井原さん「……なんか君らに任したら不安やわぁ~」橘高さん「いや、そんなことないですよー、盛り上がってますって、なぁ」(うぉ~(笑))ていうか和佐田さん面白い…(笑)
オーラスは「Don't Let The Sun Go Down」。追い出しSEはインスト曲「Promised Land」です(どちらもいい曲)。主旋律のメロディーに乗ってハミングする二井原さんと一緒にニコニコしながら揺れる橘高さん(笑)。すんごい和気藹々。退場されて、ステージが暗くなって客電がついても、かなり長い間アンコール希望の拍手が鳴りやみませんでした。ダブルくるかしらと思って暫く見ていたのですが、追い出しアナウンスがかかってしまい、なし。残念(笑)
最後にハケられる時のこのご挨拶がたまんなかった(私的に)
と、いうわけで、初体験X.Y.Z.→A! 演奏は完膚無きまでのド迫力、ゴリゴリメタル。途中でファンキーさん&和佐田さんのソロタイムが入ったのが印象的でした。ファンキーさんはブリッツ2デイズで見たときと同じく、やはり身体全体をばしばし揺さぶるような重低音ドラム、和佐田さんのベースソロはゆったりしていたかと思ったら超ハイスピードでのベース刻みが入ってびっくり! 格好良かったです。二井原さんのハイトーンボイスはすさまじく、時にはアコギを掻き鳴らしたりもしながらステージを盛り上げられるお姿が素敵でしたし、そして橘高さんのギターに計算されつくしたステージパフォーマンスは言わずもがな、であります。「生きるとは何だ」のソロ、特に後半が好きなんで、生で拝聴出来て良かったー! もの凄く聴きたかった曲「Stand Up For Your Belief」も2曲目で聴けてイントロの時キタコレ状態でしたし、「Hey! DJ」でのオーディエンスのみなさまの盛り上がり、そしてオーラスのメロディアスな「Don't Let The Sun Go Down」は感動的でした。曲に入るまでの二井原さんのフリがちょう長く感じてちょっとびっくりしましたが……!(笑)カルチャーの違いなのだろうか。
そして我らが橘高さん。このメンバーの中では一番お若く、周りの皆様が先輩になるからか、やはり筋少の時とスタンスが違うです。筋少での橘高さんが「ロイヤル貴族」ならこっちでは「若きプリンス」という感じでしょうか。筋少ライブ参戦時は橘高さんをずっと見てるということはなかったので、その分、がっつり橘高さんの挙動を拝見させて頂くことができました。結論としては、橘高さんの笑顔の破壊力も相当だってことです! 威嚇(威嚇て)された後ににこーって笑われたり、盛り上がるオーディエンスの皆さんにうんうんてうなずかれたり、プリンススマイルにキュンてきちゃいましたよー! あれは反則です。なんとなく橘高さん前の方にいらっしゃる皆様の気持ちに近づけたような気がしました! そしてなにより、その和やかな表情から、橘高さんはこのバンドをとても大事にされているのだなあ、愛されてるんだなぁ、という感じが伝わってきました。そんな橘高さんの別側面を見ることのできた初体験X.Y.Z.→A! 激しく濃厚な一夜を過ごすことができましたよ! また次に大阪に来られた暁には再びスイーツ差し入れをしようと思った次第です。次はもっとたくさんもって行きまーす!(笑)
セットリスト(全部の曲が把握できなかったので、覚えている物のみ)
・Miracle
・Stand Up For Your Belief
・Faster! Harder! Louder! Deeper!
・Labylinth
・Hey! D.J.
・バラードの曲(何だっけぇ……!)
・XYZ
・生きるとは何だ
・Asian Typhoon
・Yesterday! Today! Tomorrow!
オーラス:Don't Let The Sun Go Down
終演SE:Promised Land