2010/1/18「 『ミッドナイト・プラグレス・カフェ』~発売記念ライブ」@京都・都雅都雅

2010/1/18に京都・都雅都雅にて行われた
「『ミッドナイト・プラグレス・カフェ』~発売記念ライブ プラグレスオリジナルメンバーバージョン!」のライブレポートです。


ひるとが、
 

よるとが!

オーケン京都アンプラグドはなんだかんだで3回目! 新年1回目は都雅都雅です。入場時にちょっとわたついたものの(入場時、急な階段にもかかわらず、スタッフさんの呼び込み&誘導がほとんどなくて、結果的にたくさんの人が階段につめかけて、危なかったの!……残念)、入場後は周囲の方とお話などさせていただいたりして楽しかったです。初めは3列目だったのですが、前の列が空いていることを教えて頂いて、なおかつご厚意いただき2列目に(そのせつは、ありがとうございましたm(_ _)m) アンプラグドでこんなに近づけたの初めてかも知れない! 会場内のスケッチなどしつつ、開場を待ちます。

19:30、たぶん5分ほど過ぎた頃。青い照明。男の人の声でロマンチックなナレーションが入っている(のちにオーケンブログからカーク船長こと「ウイリアム・シャトナー」さんのCDだと判明。道理でなんとなくスペーシーだと思った(笑))OPSE。オーケンさんたち、後ろの入り口から登場。一瞬オーケンの着てる服が赤く見えましたが、照明の加減だったようで、実際にはいつものグレースーツ+ハットスタイルでした。さて1曲目……って、あれっ?
「えー、今日はいろいろダラダラしゃべってから曲に行こうかと思います」(笑) 良い感じで肩すかしされた!(笑)
「SEが終わって一曲目って言うのは、きんちょうする! あれが快感でっていうひともいるみたいですけど、たまにはダラダラしゃべってから曲に行くって言うのもいいかなと思って。今回アンプラグドセッションで、ちえさん、宮脇さん、朝倉さんと長い間ご一緒させていただいていますけれども、朝倉さんが売れっ子で……いや、他の人が売れっ子じゃないって言ってるわけじゃないですよ!(笑)朝倉さんが特に売れっ子で……その朝倉さんが作った曲から行きたいと思います。」

♪「町のスケッチ」(1曲目からなんたるキラーチューンか!)

「個人的な感触なんですけど、ここ……暑いかも? 暑いひと? ……そんなにいない? じゃあいいです」(笑)
「や、ステージ上が暑いの?」ちえさん「暑いねぇ」「そうだねぇ。 ステージ上には四季があるよね。今いいこと言った! いつも、ステージ上には四季がある! 墨文字で書きたいね! 書いて居酒屋とかに置きたい」
「京都に来るたび言ってるような気がするんですけど、修学旅行ね……ボク、中学高校と2回修学旅行に来たんですよ。中学では同じ班に内田雄一郎さんが……いたっけ? ちょっと思い出して良い? ……うーん、班は違いましたね。どうでもいいですか(笑) 中学は……思い出がなーんにもないなあ」「高校! 高校の時はボクね、新京極に行きましたよ。ポルノ映画のポスターが沢山はってあるの」すると、貼ってあった映画のポスターに『音楽:三柴理グループ』(オーケン「そのころだったから、三柴江戸蔵名義だったかな?」)と書いてあったらしいです(笑)「エディは若い頃から友森くんと組んで、ポルノ映画の音楽とかやってたんだって! 後でエディに聞いたら、なんだか使い回しだったらしくて、その映画に使われてたっての本人知らなかったらしいんだけど」「僕は暗~~い高校生でね、そのポスターを見てね『友達はこんなにクリエィティヴな事をやっているのに俺はなにもしていない!』って思ってね、「よし! エスケープしよう!」と思ったの──相変わらずこの辺の脳の回路が我ながらよく解らないんですけど」「そしたら、クラスにひとり真面目な子が居て、タケダ君っていうんだけど、そのタケダくんにがしっと腕をつかまれて! 「オォケン! どこいくんだ!!!」って止められた(笑) ……そんなことを思い出しましたね~」


(水呑もうと思ったらシールドにひっかかってのめない!(笑) 慌てるオーケン(笑))

♪「人として軸がぶれている」♪「よろこびとカラスミ」
(このへんだったか、前の方がたまたま席を外されて、なんとびっくりオーケンの足元まで全身を拝めてしまいました。今日は幸運続きかな。ありがたいです。オーケンの全身を落ち着いて見るのは初めて! スーツのオーケン、ボディラインがすごくスリム! すらっとした感じでスーツがとても良く似合ってらして格好良かったです! 足元の黒く光るスニーカーがピンクの紐で対照的でまぶしかった)
続いて歌われた曲は、この段階ではタイトル不明。でも素敵な歌詞とメロディで、初聴きでも印象に残りました。
「♪なによりまして自由なのは心の中のものおもい」

「おかげさまで、もうすぐ44になります。(パチパチパチ)……何の拍手だかわかりませんね(笑) ぼく、22でデビューして、22~44……人生の半分デビューしてる! 中堅どころ? ベテラン? どーしよー! ん~、デビューする前に大学行ったなぁ。もう何学部?だったかも思い出せない。何学部……あ、学部は経済学部だったんだけど、経済学部の何学科だったかというのも思い出せないくらい。あの、大学入ったらほら……なにかあるじゃん……バケーション? オーデコロン? オー……ちえさん、何だっけ」(客席から「オリエンテーション!」)「オリエンテーション?」ちえさん「オリエンテーション……そんなことよりちょっとごめん、ティッシュ取って良い?(爆笑)「ティッシュ! ちえさん、オリエンテーションよりティッシュ1枚!!……そして鼻をおかみになると! もうこうなると俺が何言っても、鼻をかむ方が面白いんだよー! はい、鼻をかむくだり早く終わらせて下さい」 (客席向いてすてきな笑顔で)      「あぁそう、オリエンテーション!!」(笑)
エッセイでも何度か触れられていた「チェリーズ」の話。オリエンテーションの夜、酔った別の学生グループが乱入してきて「俺のあだ名はチェリーだ! 」と「チェリーズ」を結成して学内をシメると発言。対するオーケングループの空手部志望の人が立ち向かってとっくみあいのケンカになったが、空手部志望はブリーフ一丁だったそうで。「…しかも空手部志望は競技空手ではなく実践空手を志望していたので、殴る蹴るじゃなくてノドボトケ掴むとかで、あぶない!」結局和室に正座して話し合いになるものの、やはり空手部志望はパン一。後はエッセイでも触れられていたとおり結成日の当日オーケンが学食をそっと覗いてみると「酔いも醒めたんでしょう、学生数名がぽつんぽつんとさみしそうに飲んでましたねぇ……どう? このはなし、すべらない話、イケる?(笑)」(「すべらない話」ネタらしくて、ものまねもしていて、かなりウケていたのですが、私本元を見ていないので解らなかったのが惜しいです。残念!)「ちえさん昨日の話いけるんじゃないの、すべらない話」「ああ」「あのね、スタッフに「なすのくん」というのがいるんですよ。彼のご先祖がすごい人らしくって。那須与一って知ってる? ……そう! あの源平の合戦の那須与一ね。すごいねーって話してたら、ちえさんが「それ、君のおじいさん」?」(爆笑)「源平合戦の時代だよ! おじいさんどんだけ生きてるの」「私、那須与一を知らなかったの! てっきり江戸時代の人かと思って、それでてっきりおじいさんって」(それでも届かない!!www)「江戸時代だとしてもそれから源平合戦の時代までどれだけあるって……源平の時代って何年? 良い国作ろう鎌倉幕府?」「いや、だいたいそれはね、最初私がなすのくんに、「きみのおじいさんってすごい人なんだってね」って話をね、最初から振って……今、きみがおもしろく話してくれたけれど」(ワーオ(笑))「いっそ江戸時代のなすのさんはすごかったんだって言い方も出来るね! なすのなんとかさん……なすのなんとかさんはきっと江戸時代はすごかったんだよ! そういう言い方もでkちえさんまたティッシュ!!!(爆笑)だからもう、何言っても鼻噛む方がウケるんだよぉー!!(笑) いっつもそうだよ、ライブで俺がどっれだけ頑張って喋ってても、後ろで誰かコケたりするとみぃーーーんなそっち向くんだ!!!(笑)」
加速するちえさんのフリーダムさ。話が一段落して、一息ついているオーケンに、なんの前置きもなくいきなり何を問うかと思えば「オーケン、前世何?「え?」前世何?「ぼくは───僕は水飲み百姓かなんかじゃないのかな、ちえさんは?」「あのね、わたし飛脚だったの。だから江戸時代が好きなの」(ちえさん、ギターを飛脚的に肩にかつぐ)「そ……それは何でわかったの、前世が「飛脚」だって」「自分でわかったの」(えぇええええ)「他の時代は何だったの」「そこしか覚えてないの」「ちえさん、実は飛脚じゃなくて忍者……だったんじゃないの? 松尾芭蕉って知ってる? 全国回って俳句してた人、知ってる? あの人の辿った道筋を調べたらね、移動速度がおかしいんだって! 早すぎるんだって! だから、松尾芭蕉は実は忍者で、各地をスパイしてたんじゃないかっていう説があるんだけど」朝倉さん「へぇー」「あさちゃん知ってた?」「いや知らなかった」「はい、てきとうにうなずいてたんですね!」「(笑)いや、初めて知ったーっていう意味の「へぇー」で!!」(笑) 絶好調のサポーターさんたちw

「おかげさまで昨年は結構めぐまれていました、絶望少女でのアニメフェス、さいたまスーパーアリーナに27000人のお客さんがつめかけてサイリウムを振っている、そんな場所でも歌わせてもらいました。アニメが終わったのでそういうことももうないかと思いますが、その中で良い曲がたくさんできました。そんな曲から1曲歌います」

絶望少女達より♪「おやすみ-END」。そして次に何が来るかと思ったらこの優しいイントロはオーケンプライベートアンプラグドのもう一つの名曲♪「おやすみ」! ダブルおやすみの繋ぎ、見事です!
 

▼プライベートアンプラグドなおはなしCDでロコ思うままにで電車英雄(ひでお)

「えー、今日はプライベート・アンプラグドの発売記念ツアー(客席の誰も訂正しなかったしオーケンも何も言わなかったので訂正する必要はないですよねっ!(´▽`*))ということで来させていただいてます。プラグレスのツアーということで、新しくCDも、作りました。その名も「スリープ・ウェル・とぅな~~~ぃ」
非常にすてきなアクセントでおはなしCDの紹介。今日は物販でおはなしCD・ロコ思うままに・電車英雄(とプライベート・アンプラグドも)が販売されているので、それぞれのCDの帯文を読みながら紹介されていきます。「おはなしCDスリープ・ウェル・トゥナイトは、僕が7割方オカマの独り言をつぶやいてます。ツイッターしてます」「ロコ思うままには特撮のベストアルバムですね。……僕所属する事務所という事務所が倒産していて、このCDはもはや入手が超・困難となっております。ワゴンセールには、ありません! ……ソロ活動も、物販が蜘蛛の糸です!」(←すんごい顔で(笑))
 そう、帯文なんですが、今まで出たCDは、基本的にオーケンが書いているそうです。電車英雄の文章だけすらすらと読めなかったのは、電車英雄発売のころには自分が脱退していて書けなかったから、だそう。

44歳ですよ! どーするどーする!」「我、もし! 違う人生を歩んでいた、ならば!……分岐点いくつかありますね。まず1つは、筋少でデビューしたことですね。うーん、内田雄一郎くんに会ったってことも、そうとうなものですよね。ケラさんなり、ナゴムなり、おいちゃんなり(※おいちゃんカウント1)、そういうのも。僕はホントにね、大学も2浪しててね、旧学食で--学食が2個あるんです、新学食と、旧学食。大学内で戦力外通告を受けたような奴はみんな、旧学食でメシ食ってるんです。そこでおれ一日に4回くらいカレー食ってたな……それで日本印度化計画って歌が出来たんです。そんな戦力外通告の奴がですねぇ、もし、デビューしていなかったらば! どんな人生を歩んでいたか! みなさん10秒で考えてください。 10、9、8、7」(爆笑)「(6、5、4、3、、、※声を出さずに指さしだけで)」

「……そんな風に考えてたんですかぁ!!!!」(爆笑)「いい方に考えて下さいよぉ! ショックだなぁ!」(笑)

「我もし違う人生を歩んでいたならば! ね、いくつか構想あるんですよ…… ……でもこれは、のほほん学校で話そうっと………… …………別に「ええ~っ!」とかないんですね!?」(笑)「じらしても、のらない。どうでもいいですか。はいはい、わかりましたよ、俺のもう一つの人生なんかはどうでもいいと」(客席「聞きたーい」「聞きたーい!」(拍手(笑))「聞きたぁい? ほんとに?」(「聞きたーい」)(すげー意地悪な顔して)「言えないネェ~~!」(爆笑) ちょっとプラグレスって腹筋崩壊する場所だったっけ?(笑) そのまままたふたたびすべらない話のモノマネをするもまとまらず、「まとまらない時は曲に行けばいい! この曲はねぇ、久しぶりに歌います」と言った次の瞬間「うはっ昨日歌ったわ!!(大爆笑)
カウント→言えないねぇの後に続いたこの「昨日歌ったわ」のトリプルコンボがwww 「うはっ」って言った時のオーケンがそれはもう天然顔で、腹筋崩壊しつつもキュンと来てしまいました(笑)今から思い出しても笑えるよ……!

始まったのは賑やかで楽しい曲♪「妖怪にご用心」。オーケンがあれこれ動作をされるのが楽しいです。朝倉さんが3番を歌うのですがそれも生で聞けてうれしい!「あいつもこいつも」であちらこちらに指さすオーケン。「おいでおいで」と手招き。爆笑MCの後に来たこんなに楽しい曲だってのに次に来たのが対自核アコースティック版の♪「Guru」!!!  ずっと聞きたかったんですよ~~~!!!! 最近旧譜続きで新曲聞いてない、Guru聞きたいよおおお、と思ってた所にまさかのアンプラ直撃で脳内涙腺崩壊。ギター2本とせつなくも激しいカホンのリズム、ちえさんのコーラス、オレンジと白の照明がステージを包みます。長い間聞きたかった、聞けて良かった。……ああ、綺麗だ……!
 

オーケン、これまでの曲を一曲ずつ、収録アルバムを挙げながら説明されます。ここで、4曲目は♪「思いこみ」(小椋佳)という曲だということが判明。「「Guru」は、ぼくのUNDERGROUND SEARCHLIEのえーと「スケキヨ」、ソロでやった「対自核自己カヴァー」、そして筋肉少女帯で「Guru最終形」としてカバーしています。このGuruは、あれですね、とにかくリスナーにうっとりしていただくことを大前提に、「ロマンチックを押し通す」ことをした曲です。ゴディバのチョコレートのように甘いことを歌っています。…あんまり食べたことないですが」
「長いことやってると、ベテランの人が「歌うことがわからない」とか言うじゃないですか、あれ聞いたときは「なんだとぉ!」とか思ってたんですけど、22年にもなると、”わからない”ということもわかるようになってきたんですよ。熱唱するといいかっていうと、そうでもないし、かといって、しょくぶぅつぇんでたhぉれ~とかふにゃふにゃ歌って気をゆるめすぎても、アレでしょ? 顔だけを力をこめて、力を抜いて歌うってのもあるの」(えええー)「いやホント、ホントなんだって! あのね、種明かしみたいになっちゃうけど、歌うテクニックってのがあって……筋少みたいなハードなのは、歌いすぎると倒れちゃうのよ。それで………あ、これ、あんまりいろんなトコに、書かないでね!」
……と言われたので全部は書きませんが、オーケンが駆使するボーカルのテクニックについてご披露いただきました。そのまま話はステージングへと広がり、「筋少とかだと、みんなうろうろとステージ動くでしょ、おいちゃんなんか(※カウント2)あっちまで行っちゃうもんね、ステージ上でかたよっちゃうの。だからね、おいちゃん(※カウント3)「うぉぇーぃ」って行っちゃう時は、こっち(下手)を「向く」の。それでもおいちゃん(※カウント4)戻ってこない時はね、こっちに「行く」の。あとはそうだなー、マイクもね、ハンドマイクとかスタンドマイクとか色々試したんだけど。それぞれの善し悪しがあるね。うーん、やっぱりおいちゃんが「うぉぇーぃ」って右から左へ見切れてくれる方がちょうどいい(※カウント5)かな(ちょうどいいんだ!(笑))「うーん、アンプラグドのライブもねぇ……一応、今回がミッドナイト・プラグレス・カフェツアーの最後ということで、次からは色々違う試みをしてみようかなと思ったりしますねぇ。映像を使ったりね。MCにゲストが出てくるとかさ。そのへんで、僕が宙づりで歌うとか。それとかさ、音が出てないんだけどギターを持っておいちゃんが「う(ry おいちゃんが、もはや完璧にネタ扱い(笑)! このMC中私がどういう状態になっていたかはおわかりかと思います。もーだめー!(笑)

「筋肉少女帯、3rdアルバムの制作がはじまっています。今回もね、いろいろね、びっくりするようなことをやるつもりです(※この言われ方が、すごくなんか心のなかで「ニヤッ」てしてるような言い方だなぁ…! という印象を受けました。つまり、期待大です!)。もう出来てる曲もある。歌詞が出来てる曲もある! 詩も曲も出来てる曲があったんだけど、歌ってみたら「2人の愛ランド」そっくりだったからボツにしたんだよ。惜しいなあ。」
「ぼくねー、もう誰が曲作って誰が作詞したとかあんまり意識しないようにして歌ってるんですけど、次の二曲は確か、作詞作曲大槻ケンヂだったはずです」

♪「猫のおなかはバラでいっぱい」
♪「サボテンとバントライン」

「歌い終わって、はっきり思い出しました、2曲とも作詞作曲大槻ケンヂです! 間違ってない? 間違ってないよね??(笑)」
「あのね、ぼくが作る曲は……なんというか、淡々とした曲が多いんですね。サボテンとバントラインなんかは光景を説明するだけで曲ができちゃったという曲ですからね。ああ、でも、ノゾミ・カナエ・タマエや企画物AVの女とかは、歌謡曲っぽい盛り上がりをする曲ですね。高円寺心中……ヘイユゥ……とかもそうです。そういうのもあるけれども、基本的にベッタリしている。音楽的素養がないので(笑) T-REX……20th Century Boyの(ギター弾くマネして)ジアーン・ベーゴン・ベーゴベーゴン♪っての、マーク・ボランの曲は本当に単純でABしかないとか……Aだけってのもなかったっけ? ○○○(※曲名忘れました)って、ゲリオーン!ベガゴーン! ……だけだったよね、ちえさん!」ちえさん「うーん……?(笑)」 「これならオレもできると思って、「猫のおなかはバラでいっぱい」を作った覚えがあります」

「……そろそろ佳境になってきましたね。そろそろおいちゃんがこっちにでてきて僕がこう(ry(※カウント7(笑))……ああ、僕ね、目線もね、気にしてるんですよ(また話し出されたw)こうね、前方のかたを気にしながら、後ろの方を見るんです。で」(「こう」「こう」と言いつつカクカクと9方向に首を動かす)「9方向を見るんですー。あと、客席から声をかける方がいるんですけど、そういうのは拾わないのがポリシーなんです。僕もねっ、ガンバってるんですよ! ……なんかボヤいてますね!(笑) そ、そういうつもりじゃないんですよっ! 何、僕は今日ホメてもらいたかったのぉ!?(爆笑) どーいう44歳だ(笑)」
「えー、思うことはですね、歌うっていうのは本当にむずかしいってことです。次、歌う曲も難しいです。いろいろな事を考えながら、心のままに歌います」

♪「SWEETS」♪「BABY BABY」

終わり頃にメンバー紹介。「ギター、長居ちえー! ギター、宮脇てつや~! パーカッション、朝倉真司~!」(パチパチパチパチ)「ありがとう~! あのねー、みなさんねー、まだもう1曲ありますからね~!(笑) こうね、終わると思わせて、もう1曲やるってのもっ、…テクニックですよっ!(笑)」

本編ラストは♪「猫のリンナ」

前回の都雅都雅では、楽屋に行くのに後ろの階段を通らないと行けないのでステージに居たまんまアンコールという状態になっていましたので今回もそうかと思いきや、ステージの横にいったん退場できるスペースが設けられていました。そこにみなさんが入って、アンコールの拍手です。


▼~アンコール~

オーケン、Tシャツとジーンズ。そしてなんだかファンシーなドット柄ハットで登場。かーわいい! ちえさんはお休みで、宮脇さんと朝倉さんというスリーピース。
「ありがとうございます。みなさんのおかげでよい44歳が過ごせそうです。44歳かぁ……何はじめよう? 何か趣味をはじめようかと…………何が良いと思う? あ、さっき客席からは拾わないっていったけど、こっちから振った場合はいいんだよ!(笑)」「サーフィンってどうかなぁ? うちの兄貴はやるんだ。教えてやるって言われてるんだけど」「合気道とかどうかなあ? うーん、何かビミョーだね……あ、カレー屋さん!(パチパチパチ(笑))「もちろん店名は「日本印度化計画」!(ワー(笑))
「オレ本気で考えてるの、大槻ケンヂ記念館を、つくる! 国道沿いとかに!  ああいう記念館って、退屈でしょ? だから、トイレに入るとドス竜がヘビロテ。他にも、僕が出た「アイオー」とか、「シベリア超特急」とか「気持ちいい恋したい」まで」「本も全部置いてあって、あまつさえ! 子供から幼年期から……成長の過程が人形になってる! しかもその人形がビミョーに動く!」(爆笑)「人生のポイントポイントが微妙に動く! 「あれは・ぼくの・いえだよ」」「そして時は飛んで、チョコがないって武道館で騒いでる! それも微妙に動く!」(爆笑)「ステキだと思いません?(笑) けっこう本気ですよ。お客さんにね、たのしんでもらいたいなーと思っています」(パチパチパチ(笑))

次の曲は筋肉少女帯のシーズン2から出た、とても良い曲です、と、♪「ドナドナ」
引き続いて♪「ロコ! 思うままに」

「「ロコ! 思うままに」は本のタイトルにもなっていて……この度、未収録短編を3編ほど加えた文庫本が発売されます。2/25発売予定です。このあいだ、その本のあとがきを書きました。僕の本を読んでくださった人ならわかると思いますが、ぼく後書きにほとんど大したことを書いていません。なぜ書かないかっていうと、読(書)(想文)とかって後書きを引用することが多いでしょ?(笑) 問題は本文がどうなのかであって、補足の方が中心になるのがあまり好きではないんです。だから極力なにも書かないようにしています。ひねくれものなんです」「ブログも大したこと書いてないでしょ? あれも同じような理由です。僕エッセイとかも書いてますけどね、最近は話題をするときにも「○○のニュース、ブログで見た?」とかいう、ブログが入り口になっちゃってるの。ブログから入られるってのが僕、あまり好きじゃない」「なので、今回のあとがきもてきとーなことを書いてます。そんな未収録の短編が2編入った文庫本が僕また社会の窓が開いてました!」(爆笑)「なんで開くのー!? 歌ってたら開いちゃうの?? ねぇ、誰か開けた!!?(ひ、ひどい!(爆笑)「……横溝正史の「本陣殺人事件」のようにピアノ線で開けられてるんじゃないの!? 横溝正史知ってるよね? あの話──もうバカミステリだから言っちゃうけど──誰もいないところで人が日本刀に刺されて死んじゃうんだけど”ピアノ線で張られた日本刀があっち行ってこっち行って、色々あって人をどすんと刺して、また色々あってその場から消える”という仕掛け、そんなメンドくさいことして人を殺してどうする! っていう。……記念館で再現したいな」
「ちえさん、呼びましょう。カムバックちえさん。カムバック、ちえ!」(ちえさん登場)「今ちえって言った?!」「えっ?! カムバック、ちえさん! まずかったですか」「いやちえでいいですよ。ちょっとドキっとしました」 
「最後の曲です。……でもー22年間かぁ(またしゃべり出した!(笑)) あのね、ぼくね、いつも「来た方が悪い」と思って歌ってるんですよ! チケットを買って、会場まで来た時点でみなさまの負けですと! えー、楽しんで頂けましたでしょうか(笑) この曲は、いつか筋少でもやりたいなと思っている曲です。「テレパシー」

オーラスは、♪「テレパシー」。ちょっと悲しい曲で終わるのか、と思いましたがしかしこれもオーラスに相応しい迫力のある歌だなと感じました。盛り上がる演奏、最後の所で再びメンバー紹介。ありがとうありがとう! 今日は……今日のライブはですね、本当にMCも演奏も総じてすっっごく良かったです! 特に「Guru」と「サボテンとバントライン」はずっと聴きたかったので号泣。大阪で聞けなかったバントラインをアンプラグドVerで聴けるなんて。この2曲がダブルベストアクトでしたねー。そう、朝倉さんのカホンがもの凄かったです! 今回位置が良かったのか、音響がすごく良くて、カホンの震動が体中にびりびり来てぞくぞくしてしまいました。他にもずっと聴きたかった名曲「町のスケッチ」、まさかのアコースティックドナドナ(アコースティックですが疾走してました!)もよかったですし、BABY BABYの終盤のちえさんと宮脇さんのコーラスも甘くてステキだった。オーケンのMCもぐだぐだがなくて(社会の窓含めて(笑))冴えてたし、オーケンもすごく楽しそうに歌っていたし、おいちゃんカウンタは7回を記録したしこれはなんというすてきライブ! 今まで参加したプラグレスで今のところベストかも! ありがとうオーケン! ありがとうありがとう……あれ?

「終わってからダラダラ喋るってのも」(爆笑)

オーケンまた喋り出したwww 残りのお三方は──「テレパシーと、さっきの「ロコ思うままに」は」──喋るオーケンを横目に──「筋肉少女帯でも」──並んで仲良く──「やってみたい曲ですね!」──退場されて行きましたww ひとりステージに取り残されるオーケン(笑)
「えーっと、言うべきことはみんな言ったかな? あ、プロペラ犬! プロペラ犬と筋肉少女帯とのコラボレーションがあります。アウェーインザライフ! 東京は赤坂BLITZで公演をやりますが、大阪でもやりますよ! ぼくね、大阪公演についてきたいなぁって!」(わー、パチパチパチ!)「だって、ほら、そうしたら……移動費が浮くじゃん?」(会場爆笑&軽く非難のブーイング(笑))「いやいやいやいや!(笑) いやね、そのさぁ、ついてきたついでにぃ、またほら、都雅都雅さんとかで、ライブやったら」

「また会えるじゃないですか
 
 

「……それじゃあ、どうも、ありがとう!(笑)」

ありがとうオーケン!(笑)
また会える日を楽しみにしています!

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セットリスト

1. 町のスケッチ
2. 人として軸がぶれている
3. よろこびとカラスミ
4. 思いこみ
5. おやすみ-END-
6. おやすみ
7. 妖怪にご用心
8. Guru
9. 猫のおなかはバラでいっぱい
10.サボテンとバントライン
11.Sweets
12.BABY BABY
13.猫のリンナ

Encore
14.ドナドナ
15.ロコ! 思うままに
16.テレパシー

~おまけ~

都雅都雅の階段の壁に、ポスターがいっぱい貼ってあるのですが、その中にOTODAMAのポスターと、復活大公式のポスターが有りました。登りながら撮ったのでブレまくりですが……なんかうれしいですね♪