2010/7/9 「蔦からまるQの惑星ツアー」@恵比寿LIQUIDROOM
2010/7/9に東京・恵比寿LIQUIDROOMにて行われた
「蔦からまるQの惑星ツアー」のライブレポートです。
~ 2010/7/9 東京 LIQUIDROOM ~
…………前ツアー2箇所分があまりにも良くて、名古屋が終わったあと放心していまして、9日、そういえばリキッドでツアーファイナルなんだよなと。大阪~名古屋で、「ツアーを連続して行くことの楽しさ」を認識してしまい、リキッドの日は予定が丁度空いていたので、急遽、東京にも参戦することにしました。かなり迷ったのですが、悩むくらいなら行ってしまおうと、そんなこんなで新幹線に飛び乗り、東京に。もう後戻りはできません。東京、恵比寿、リキッドルーム!恵比寿駅のロッカーに荷物をしまいこみリキッドルームへ向かいます。もう、駅から迷わずたどり着けるようになりましたよ! 当日の天気は、雨。
見慣れたリキッドの看板。
直前という日程ではあったものの、幸運にもチケットを譲って頂ける運びこととなり、開演前に手渡し完了。こんなギリギリの日程にしてはかなりの良番と言えるでしょう(ありがとうございました!)。今回は色々やりつくして余裕があったので、見易いリキッドルームのことです、後ろの階段あたりから全体を見ようかなとも思ったんですが、やっぱり、前に行こうと思っておいちゃん前5列目くらいにスタンバイ。ふと後ろの方を見ると、サーカス団のバックドロップが左側の壁に掲げてあります。サイン入り。照らされた照明に反射して、光沢ペンで書かれているっぽいサインが輝いています。格好良い! あれがつたきゅーのプレゼントになるのかな?
今回は、入場しようとして会場への階段を下りるときにビビッドリズムのぢのさんと偶然お会いし、開演前に楽しくお話をさせていただくことができました。おいちゃんについてあれこれ話して(笑)あっという間に開演時間。今日はなんだかいつもより押している気がしました。15分か20分くらいかかったんじゃないのかな。照明が落ちます。
ツアーファイナルの今回もSEはキングクリムゾン「21世紀の精神異常者」! 後ろから激しい押しがあり、前には押されるものの視界はあまり確保できていません。おいちゃんは上半身だけだー! 他のメンバー見えないよ。けど、今回はここに居て音楽聴けてるのがたのしーや! また運が良ければ前に行けるだろというゆったりした気分で音に注目してました。すっかりおなじみになった1曲目は「アウェーインザライフ」、そしてつづくは「レセプター」! もー、レセプターが好きで好きで。これで踊るのは楽しいです。なにせ今日はツアーファイナルなので、このアルバムの流れでこの曲を味わえるのは最後ですから、最大限に楽しまなくてはソンでしょう! このへんで何故か横からおいちゃんのピックがすっ飛んできて1枚ゲット。なんで?(笑) やったー!
「赤坂ブリッツ、大阪、名古屋、と回ってきて今日のリキッドルーム……「蔦からまるQの惑星ツアー」、今日で! ツアーファイナルだぜぇ!」「なにかまとめるいいこと、メンバーみんなに言ってもらおう!」
「おいちゃん、おいちゃん何か言ってよ?」おいちゃん「えー……今回のツアーは、大阪も東京も名古屋も、みんな良かった! えっと(もごもご)……今日もタノシンデイコー! うぉー!」\わー!/おいちゃん途中で言葉に詰まってモゴモゴしつつも「くーっ」という感じで、嬉しそうでした。「おいちゃん、そういうそつのないこと言えるのっていいよねぇ」
「内田君は? 何か言って下さいよ」内田さん「ツアーファイナルじゃけん!」じゃけん? オーケン「内田くんはねえ、名古屋のホテルで、仁義なき戦いを見たんだって。1回目はあ、普通に見るんだけど、2回目はウィキペディアで人物関係とかをしっかりしらべてから、もう一回見ると。だから今じゃけん口調になってるんだね」
「橘高さんは」橘高さん「今日が年内筋少最後だからな~(残念そうに)」\ええぇえー/「あ、でも俺の25周年ライブやりますんで」\わー/「君のライブの告知かよ!」
今回も引き続き物販の水筒(笑)を推しつつ、「名古屋場所とか選挙で大変ですが……俺選挙行ったことない!」(えええええー!)「何! みんな行くの?! 俺は行きませーん! なぜなら! 赤ちゃん人間だから!!」(この流れで一瞬赤ちゃん人間入るかと思って身構えちゃったww)「いや、選挙見てたらさあ、敏いとうとハッピーアンドブルーの人が選挙に出るって。それで、公約は何かっていうと、日本で、ウッドストックのような音楽フェスティバルを開催する!!!と。……いとうさん、もしかしてフジロックやロッキンジャパンフェスのこと、ご存じない」(笑)「……いや、フジロック程度ではなまぬるいとお考えなのかもしれない!」
「筋肉少女帯で選挙に出るべきかなあ?って思うんだ。日本筋少党ですっ!とか言って。出ます! 選挙カーで、日本を印度にしてしまえ~って言うの……(ばっとマイクをフロントに向けて)日本を印度に!」\しーてしまえー!!/「って、今ノリで言わせましたけど言わせておいて今日はやらないんですよね~(ひどーい(笑)) 昔だったら♪ちゃらららららららららららん♪とちゃんとギター入れてくれてドラムでドン!って落とすくらいまではみんなやってくれたんですけど、今はやってくんないねぇ~」内田さん「というかね、君は今有権者を傷つけたよ!(笑)」オーケン「あー!!(笑)」
「ツアー中何があったかなあ。内田君がipadを買って。あとビワも持ってきて」ツアーファイナルらしく、ツアーを総括するようなMCが多かったです。ツアーに参加してるとそれぞれのネタが判るんだよなあ! ツアーファイナルだけ参加するより味わいがあっていいです。これもツアーの醍醐味か。「おいちゃんもiPad買ったよねー。内田君と二人でiPadiPadて……君たちは筋少をテクノバンドにする気か?!」おいちゃんと内田さんうなずいてるしw 橘高さんの禁酒の話題もこの辺で出ていたような気がします。打ち上げで飲まない組に見慣れぬ金髪がついてきて~という話も(これ名古屋でもやりましたね)。オーケン「なんでやめたの?」橘高さん(客席に向かって)「君たちともっと長くいたいからやめたのさ……」「あなたまずいこと言われるとかっこよく言って逃げる癖がついてません?(笑)」オーケン(笑)
「仲直りのテーマ」からの「ワインライダー・フォーエバー」! ああ、このかけあいが確実に見られるのも今日が最後なんだな~。おいちゃんは名古屋に続いて今回もスーツを先のMCの段階で脱いでいて、となるとスーツで踊りまくるおいちゃんが見られたのは大阪だけだったな、勿論Tシャツでの状態でも素敵~と過去のライブと比較しつつウッ!ハッ!と手振りです。 メンバーそれぞれのラップ部分も、かけ声男らしいなー格好いいなー。ツアーラストのワインライダーを堪能しきって、MCへ。
「僕等はすっかりラッパーになったね……ラッパーだよ俺ら! 筋少ライムがね……」
このあたりで告知コーナーだったかな? 確かかなり早めだったはず。「まずは橘高くんの25周年ライブが」橘高さん「ココでやるよ。リキッドで。」「そーですかー、ココでねえ」「君もだよ!!」(笑)苦笑しつつ頭をかく感じのオーケンに橘高さん「やっと来て貰えるね」(笑)
過去、橘高さんの20周年ライブの時、オーケンも来る予定だったのにやめたというエピソード。自伝にも書いてありましたねえ(これオーケンの側と他のメンバー側で捉え方違って興味深いw)橘高さん「こいつ来なかったんだもんな」オーケン、益々ニガワライ(笑)けど「今度は来てくれるんだね」と言った橘高さん、うれしそうでしたよ。そーですよね、やっと”全員そろって”の記念ライブなんですもんね。
オーケン「内田くんは何かないですか」
内田さん「ええっと。10月に、3-10chainのツアーをやります」
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!! マジデマジデまじで!!!
もー3-10しばらく聴いてなくてご無沙汰で聴きたいなあって思ってたんですよ! 嬉しい!!
オーケン「ああ、それで、25周年ライブには来れないと」橘高さん「違うよ! お忙しい中わざわざ来て下さるんだよっ!!」オーケン「忙しいんですか?」内田さん「いやあ……12カ所回るからねえ」12カ所も! これはきっと関西にも来て下さいますよねー!(*゚Д゚)-3
オーケン「おいちゃん、何かないの」とおいちゃんに。ええっ、おいちゃんにも何かあるの?! まさか筋肉小町!?
いきなりまた10月にやるとか発表されたら私の財布は有頂天です\(^o^)/と不安に思いつつもワクワク。
おいちゃん「……そうですね。告知ですか」首かしげるおいちゃん(ドキドキ)
「告知ねえ……うーん……」少し考えた後、さらっと「11月に、筋少やりますか?」\うわあぁあああ!/
筋少11月のツアー発表! お約束のモニタ見て「あっここに何か貼ってある」から、「11/14 SHIBUYA-AX、11/20 Zepp Osaka、11/21 Zepp Nagoya、そして、11/27 Zepp Tokyoー!!」 再びの東名阪ツアー!!! 8月のロッキンジャパンフェス、9月の怒髪天さんとの対バンと合わせて、「これから毎月会えるねー」と橘高さん。うおお!
今回のつたきゅーツアーが終わったら活動はどうなるんだろう、11月大阪でライブやるのは決定してたから知っていたけど……東京は? と思っていたところにこの怒濤の日程発表。今までのセオリーで単発ライブとかなのかなと思っていたので、素直に嬉しい!
「あのコは夏フェス焼け」から「暁の戦力外部隊」へ。まずは夏フェス焼け、例の振りのところ。1回目はエディの姿が見えなかったのだけど、2回目の振りの時、ふっとエディが走ってきてこちらへ。立ちつくして、なんだか渋い無表情をしている……とおもったらサビにさしかかったとたんににぃっっぱあああああァって笑って例の振りを!!(笑) 終わって手を下ろしたら仏頂面に戻って、また「♪あー・たー・しー」のところでとんでもない(本当に、とんでもない)笑顔で手振りダンス。や、やめてえww 腹筋が壊れるwww
「戦力外部隊」も毎回書いてますけど楽しいです。気づいたのは、原曲である最後の最後の所ののばしベース。ずーっと長く引っ張って、最後に「ウネンッ」って終わる所が好きなんですよ。あれ、ライブではカットされてるかなあと思っていたんですけど(ツアー中、聞き取れてなかったから)、今回、内田さんがちゃんとその部分を弾かれてたなーと気づきました。
つづくは「これでいいのだ」。このあたりでなんとか3列目くらいに潜り込ませていただくことができたのでわーっと手を挙げてタオル振りがんばります。ちょっと余裕があったので後ろを振り向いて観客のみなさんのタオル振りを見てみたりして。タオルを掴み伸ばされたたくさんの手は壮観です。
これでいいのだが終了。わーっと楽器隊がハケていきます。「メンバー紹介をしようとするとメンバーがいなくなるんですね。いや、でもすばらしいサポートミュージシャンが居ます、オンドラムス、長谷川浩二」長谷川さん手を挙げて挨拶。「筋少はデビュー23年ですけど、長谷川さんは芸歴27年……最初は歌だったので、もしかしたらアイドルになっていたかもしれないそうです。デカメロン伝説を歌っていたかもしれない、そんな長谷川さんに、今、元祖高木ブー伝説とかを叩かせている僕。……ありがとうございます」長谷川さんは今回は特に喋られないものの、にこにこ。
「そしてサポーテッドピアニスト、エディー!」「エディは……今回はそのローランドのタオルが目立つねえ」エディのマイクのところに"Rolland"とロゴのついた長方形のものがかけられていたのです。エディ「これタオルじゃないよ、旗だよ」名古屋の楽器屋さんで「俺キーボードから何まで全部ローランドなんですよぉ」と言ったらもらえたそうです。エディ、名古屋では、出番のないアコースティックのコーナーの間に?天むすを6コ食べたそうで。ファンの人からオーケン(だったかな?)への差し入れと、楽屋に置いてあった天むす。これはエディさんの分ですと書かれていたのでそれを全部食べたそうで(笑)「いやすごくおいしかったんだよね」そうなんだ(笑)
「もう誰か出てこれるー? メンバーコールしちゃおう、ベース、内田雄一郎ー!」少しの間、出てこない内田さん。すると、後ろの長谷川さんが軽快なマーチングドラムを叩かれ始めます。内田さん、リズムに合わせて腕を振って軽く行進するような感じで出てこられます(笑)かわいい! 長谷川さんナイス!
「内田くん、名古屋での打ち上げで手羽先食べなかったそうじゃない……」内田さん「ああ、うん……食べなかったね(モゴモゴ)」「名物嫌いなの?」「……いや……別に、その……そういうわけじゃ……(モゴモゴ)」遠慮する内田さん。内田「そんなに嫌いって言えないじゃない」オーケン「そぅ。……ボク、カエル嫌ぁい」(いきなり何だ?)内田さん「ああ。そうだったね。ゴメンね~。」(いったい何だ!?)
謎の会話。前後関係がわからないので???な空気が漂います。内田さん「いやいや、実はねぇ。僕の家、ビワがなる内田家に、このあいだアマガエルが出たんですよ。うわーすごい、って思って、iphoneで写真撮って、大槻に見せたの。こんなのが出たんだよって。そしたら、びっくりされて」オーケン「うゎああああああって驚いた。びっくりした……最初ネコかと思ったんだよ! 遠くから見せられて、わーかわいいネコちゃぁんと思って近づいたらうゎああああああああ」か、かわいいwww
「ギター、本城聡章~」おいちゃんの時はドラム無し~(笑)「おいちゃんは……おいちゃんはツアー終わったら何か買う~みたいなの、ないの。ごほうびみたいな感じで」「ごほうびぃ? ……うーん?」オーケン「内田くんはiPad買ったよね」おいちゃん「iPadはオレだよ~。ツアー中に買ったしねえ(笑) ……オーケンは何かないの」「オレ? うーん」「ギターとか?」「ギターねぇ……買っても弾かないからなあ……あっ、でもオレなんだかんだでギター、今5台もってる!」(おおおおお)「弾かないんだけど」「こないだオレがピックいっぱいあげたじゃん! 弾いてる? 弾きなよ~」「うーん」なんでもエディは今でも5時間練習しているそうです。すごいとエディに拍手。ピックは、先日の赤坂ブリッツで、おいちゃんのピック、弾きやすいからちょうだいと言っておいちゃんに貰っていたらしいですね。おいちゃんピックで弾いてるオーケンを想像するとなんかかわいーなあ……(笑)
「エディ、そんなに練習してるの?じゃあオレも練習しようかなあ……ギターじゃなくて歌のね……河原とかで。(胸はって高音で)ドーローローのノーズーイー♪」(笑)こうやって練習してる人良く居ますよね、自分の家の近くの河原にもいますよう!(笑)オーケン「これで橘高くん呼ぼう、♪きぃつたか~ ふみひこ~♪」内田さん「い、良い声出てるじゃない」オーケン「そう?」内田さん「練習すればいいじゃない。シャララシャカシャカとか」オーケン「おれねー! そこ歌ってないんだよ。ずっと歌ってるけど、そこはオレが歌う場所じゃないから、今まで1回も歌ったことないの、ほんとだよ!」びっくり!
たしかもう一回良い声で橘高さんを呼んでいたと思う。呼ばれて登場した橘高さん、おおっ、ツアーファイナルの赤衣装だ! かっこいいー!この衣装好きなんですよねっ! ”ツアーファイナル”ならではのセレクトかな? 「橘高さんは、25周年ライブですよね」「やっと一緒にやれるな。すっごく激しい筋少曲選んでおくからな!」「えぇ~~~。激しいのヤダよ~。モコモコボンボンとかがいい~」「おまえ……モコモコボンボンも大変なんだぜ!」(笑)。たしかこのへんで、おいちゃんがトコトコとドラム台へ。座ってくつろぎ、手にした水筒で飲み物を飲み始められます。内田さんを手招きし、内田さんもドラム台に腰掛けます。そして、オーケンと橘高さんがわーわーやっている後ろで楽しそうに杯を交わし合うおふたりピクニックタイムwww(※クリックで別ウィンドウ) 客席が笑いでざわざわ(笑)橘高さん振り向いて「お前ら何やってんだよっ!!(笑) それ酒入ってんじゃねーだろうなっ!!」とツッコミ(笑)オーケン「君たちさぁ……(笑)今日初めて筋少を見に来るお客さんもいるわけだからね!」橘高さん「オレは25年で、筋少は23年間やってきてその集大成が、(内田さんとおいちゃんの方を指して)コレかよ~!(笑)」ちょっと頭抱える感じの橘高さん、あーもう全員かわいいよう(笑)
「今回のツアーは、橘高さんがギターを激弾きするコーナーもありましたね。今回もやろうと思うんですけど、お題とか出して」橘高さん「○○○○はやったから○○○○、あとは○○○○、○○○○、○○○○、○○○!」ごめんなさいギター用語さっぱりわかりません(涙)ので変な伏せ字になってしまいましたが、けどてきぱきと述べられる橘高さんがすんごい格好良かったんです! もし詳しい内容ご存じの方いらっしゃいましたら教えて下さい。で、お題は何か入れる?という話になりあまり明確なのが出されない中、なんだか今日はごきげんなおいちゃんがマイクを引いて「○○の真似しながらやって~(笑)あと○○も~(笑)」橘高さん「顔芸はヤメロ!」と怒る(笑)
今ツアー最後の橘高さん激弾きコーナー! 赤の格好いい衣装でスポットライトを浴びながら激弾きする橘高さんが凛としていて格好良くて、その横の暗がりでヌンチャク振ったりエアギターするオーケンと、ベースをギターに見立てて激弾きする内田さんが面白かった!(笑) ……か、ら、の、「家なき子と打点王」。かっとばせーで盛り上がる。間奏でエディのパートではゆらゆらまったりして、橘高さんが入ってくる場所では大ヘドバン大会になるのが凄い。これもレセプターと一緒でテンポの切り替わるところが良いよなぁ。つたきゅーは、一曲の中に沢山の展開がある曲が多くて、だからライブで一緒に聴いていて踊っていて楽しいんだ。変化があるから。そして続くはエディのショパンからの(今回ちょっとだけピアノが多かったような気がする……?)「爆殺少女人形舞一号」。この曲は、ええと、もう何回聴いたことになるのでしょう。連続、5回目? いやあの、飽きないです。すごいです。毎回、オーケンが歌い終わって最初のダーンとなるところでゾクゾクして聞き入ってしまいます。おいちゃんのニャーニャコーラス、橘高さんが弾くようにアコギを弾きギターを取っ替えつつ弾きこなすお姿、エディのピアノ、シリアスにうたうオーケン、見所満載。リキッドでの初披露の時くるくる回っていたミラーボール照明の演出がなかったのがちょっと残念(あの演出が綺麗で好きだったのです。同じ会場だったので期待した)ですが、やっぱりこの曲はいいです。これもしばらく聴き納めなのか……名残惜しいなぁ。次は「夏ですね。散歩に行きたいですねぇ、子犬を連れて、水筒を持って(笑)」と「子犬にしてあげる」。うおーこれのおいちゃんギターが好きだよ!
告知がらみで、橘高さん「8月がロックインジャパン、9月が怒髪天、10月がオレの25周年、11月がツアー。これからは毎月会えるね」オーケン「会えるねって表現するんだ……なるほどねえ」橘高さん「ファミリーだよ」オーケン「韓流スターみたい~」11月は渋谷AXを皮切りに、東京大阪名古屋の各ZEPPでツアーとのことで、橘高さんが「今回は椅子置いてみようと思ってるんだ」と言ったところ、「ええええ~~~~!!」と抗議の声が客席からw「お、お前ら、疲れるから椅子置いてって言ったから椅子置くことにしたのに! 置いたら置いたでブーブー言うのな!(笑)……あっオレ今かなり本気でキレとったなあ……(笑)」オーケン「あなたファミリーになんてこと言ってんですか~! 韓流スターはそんなにキレないよ、きっと」橘高さん「ファミリーだからこそ厳しく言うんだよ!」むやみにかっこいいw
で、そんな話をしている中、おいちゃんはしゃべり出したころから後ろを向きっぱなしでギターを空弾き(笑) 表情はわからなかったけどあれ完璧に宇宙行ってたなあと思います。で、内田さんはドラム台で水筒から水を飲みながら、二人のやりとりをちゃんと聞いていた、と、思ったのですが、突然ゲホっと吹いて、すごく慌ててステージ袖に。あんなに慌てる内田さん見たの初めてだ! な、何があったの、どうしたの! スタッフさんがあわてて内田さんのあたりの床を拭いています。……どうやら内田さん、飲んでたドリンクでむせちゃったご様子。戻られて来て「げーほっ」オーケン「君ねえ……」「もう大丈夫。いや、大分がまんしたんだよ! けど、むせちゃった……」(笑)お見苦しいところをお見せしてスミマセンと全員でお詫び(笑) め、珍しいものが見れましたよ!
ここからは怒濤の後半戦、「ロシアンルーレット・マイライフ」から繋がる「心の折れたエンジェル」!どちらも聞きたかったので嬉しいです。エンジェルの最初のジャジャジャジャジャジャってところで腕を手招き(?)するように動かしながら後ずさりするおいちゃんの動作が好き! 続くはエディのシンセが入り照明が白く。あっ、これは、と期待して、そこに長谷川さんのドラムロールが入り「サンフランシスコ」だっ!!! エディイントロと長谷川さんドラムイントロが合体したような感じだったよ! 素敵だった! おいちゃんの大ジャンプが冴えて、こちらも飛び上がれてたのしいー!! 本当のツアーファイナルだと「ツアーファイナル」!
大盛り上がりで終了後、みんながハケて内田さんだけが残ります。
「みんないなくなっちゃった……」
「まだまだ、物足りねぇんじゃないのかい!?」と観客に問いかけ、
「カモーン!」おいちゃんと橘高さんが現れて、本編オーラスは「モコモコボンボン」! 楽器隊が3人で弾いてるのと内田さんが渋く歌うのが格好良いんだよなあ! オーケンは途中でお約束のリラックマモードで登場。ひょこりとステージを練り歩かれます。この姿を見れるのも最後かあ。最後最後、ああ、名残惜しいなあ……
~アンコール~
名古屋でやった、ワインライダーの寸劇再現をこの辺でやったと思います。また「お姉ちゃんがわからな~い」を連発するオーケン。木野花さんの「わたしが一番アウェーだー」とか(笑) で、オーケン「アウェーインザライフではすごくいいシーンで使われていた曲で、スタッフがアウェーインザライフを見に行ったとき、絶対この曲で泣く、と言っていました。その曲をやろうと思います」
紫色の照明がステージを包んで、演奏陣が全員暗がりに沈んで、綺麗だ……オーケンのみ着席で始まったのは「蓮華畑」。これ、演劇では本当に良いシーンで使われているんです。ストーリー的にもキーになる歌でしたねえ。ずっと影バンドの演奏任せだった二人がここではじめて…… そんなことを思い出しつつ、シーズン2ツアー振りの蓮華畑、堪能しました。おいちゃんのクココココッっていうギターが好きなんだよなあ。
「蓮華畑からこの曲に繋ぐと最高ですね」と、「若い子とドライブ~'80sから来た恋人~」、そして「境目のない世界」の号泣ゾーン。もう何も言わなくてもいいよね。この繋ぎが好きだよ。まだまだ行けるのかということで「釈迦」で泣いてた気分が一気に吹き飛ばされるのもこのセットリストの特徴です。おいちゃんのジャンプが2曲分拝めてうれs(ry
……ここまできて良かったなあ。
「最後はこの曲です!」と、「アデイ イン ザ ライフ」でオーラス。アデイインザライフは、つたきゅーではアルバム一本の物語の流れを昇華している曲だと捉えているけれど、ライブそのものを全部昇華してくれる曲でもあるなあと思います。次の予定が決まって、もちろん次会えるんだけれど、このライブそのものは終わってしまって、その輝きを歌ってくれる歌といえばいいんでしょうかねぇ。とにかく、寂しさを保ちながらも洗い流してくれるというか。その名残惜しさをきれいな形で終わらせてくれるというか。なんだかな、なんていえばいいのかなぁ、うまく言えないや。曲終了後、おいちゃんはステージから降りていったん下手の端の端まで行って、そのあとステージ下を横断して上手までご挨拶。戻ってきた後、ステージに座ってくださって「たのしかった!」とみんなにがっちり握手です。ひとりひとり、ゆっくりしっかり握手してくれてた気がします。自分もしっかり握手してもらいました。橘高さんもこちらのほうまで来てくれて、ピックシャワー! わー、ここで! しかも2回もやってくださいました! みんながハケていって、内田さんが残って、ワーと歓声を浴びつつ、「また会いましょう!」と力強い一言。そして、6月から7月、5度の公演に渡る蔦Qツアーは、ここに終了したのです。
かくて東名阪3公演参戦完了。自分がなんでこんなに行きたいって思ったのかよく判りかねるくらいに、わけのわからない行きたいという思いに燃えて、そして最後まで燃え尽きることの出来た感じでした。セトリがほとんど一緒でも、こんなに満足なのは、選曲と、なにより蔦Q曲のクオリティありきです。このツアーを、幸運にもこれだけ経験できたことは素晴らしいなあと思います。全部のライブが楽しくて、満たされた気分が残るばかり。嬉しいです。ありがとう、ほんとうに、ありがとう!!
……で、次のツアーなんですが、橘高さんが「椅子「も」置こうと思ってるんだよ」って言ってらしたのでスタンディングゾーンと、ちょっとくらい椅子席があるのかな、どっちで見ようかなあ(*´▽` )と思ってフライヤー見直したら
まさかの全 席 指 定
き、筋少でフロアライブで全席指定だと!!?!
筋少さんはこれからも新しい楽しみをプレゼントしてくれそうです!!!
セットリスト
(★は今回のみ)
1. アウェーインザライフ
2. レセプター(受容体)
3. 仲直りのテーマ
4. ワインライダー・フォーエバー(筋少Ver.)
5. あのコは夏フェス焼け
6. 暁の戦力外部隊
7. これでいいのだ
8. 家なき子と打点王
9. 爆殺少女人形舞一号
10. 子犬にしてあげる
11. ロシアンルーレット・マイライフ
12. 心の折れたエンジェル
13. ★サンフランシスコ
14. ツアーファイナル
15. モコモコボンボン
encore
16. ★蓮華畑
17. 若いコとドライブ~80'sから来た恋人~
18. 境目のない世界
19. 釈迦
20. アデイ イン ザ ライフ