2011/7/20 「春筋少桜から青葉まで!」振替公演1日目@恵比寿LIQUIDROOM
2011/07/20に東京・恵比寿リキッドルームにて行われた
「春筋少桜から青葉まで!」振替公演1日目のライブレポートです。
震災のために延期になった3月、恵比寿リキッドルーム2DAYS。3月末から4ヶ月という時を経て、ようやくこの日がやって参りました。振り替え公演@恵比寿リキッドルーム2DAYS! 迫り来る台風"マーゴン"の渦中である東京に向かいます。新幹線(止まったらどうしようかと思った)で万全の体制を整えてリキッドルームにイン、おいちゃん側2列目にスタンバイ。おおおおおおおう、リキッドルームだよ! じわじわと期待が高まっていきます。周囲にいらっしゃった筋肉仲間さんとお話をしながら時が過ぎていく……
定刻より10分弱。暗転。ついにはじまった… OPSEは"21世紀の精神異常者"!!! 暗闇の中、メンバー登場、おいちゃん…あっ、今日、おすがたがはじめからTシャツだ! 上下ともに白、赤い照明に映える後ろ姿! 指を高く天へと差し上げられて、かきまわし、来ました来ましたわれらが筋、肉、少女帯!!!
公演の名目は青葉の振り替え、セットリストがどうなるかと事前にあれこれ考えていた予想を完全に吹き飛ばし、驚きの1曲目はいきなりのフィナーレテンションに持ち上げられる「釈迦」からのスタートです! もちろんおいちゃんのペットボトル撒きも入って、うおおお、外では雨は降らなかったけどリキッドの中がすでに暴風雨だあ!!
ひーーーさーーーーしーーーぶーーーりーーーー!!!「おまえら今日は平日だぜ!!! ド平日と台風の中ようこそ! 明日の仕事とか学校とか、手を抜いて(?)いいぞー! 瞼に目をかけばいいと思う。かのレディー・ガガだってやったんだから」「台風! マーゴンも!俺たちの勢いで去ってしまったんじゃねえの。むしろ俺たちが台風じゃねえのかい! 改名しようか! マーゴン少女帯…大槻マーゴン…。。。」
「今日は1曲目から釈迦をやった! 盛り上がったかい。2曲目は何かと問うならばっ! オレがいままで封印していたあの曲の封印をといてやるぜ!」「あまりに歌詞がばかばかしく! 中学生がつくったような曲で、、、しかもオレよく間違えるからさあ、、、もうやだ!って言って、封印していた曲があるんだ! …PONさんもリハの時にぜんぜんこの曲の歌詞に対してつっこまないんだもん。さすがPONさん」「その曲は何かと問うならば!」\問うならばー!/「みんな知ってる?」(ざわざわ……米……)「なんでみんな知ってるの?(笑)」 「米米米米、って言ったらなんていうんだ?」\米米米米!/ 橘高さん「おまえこないだも似たようなことやってただろ」猫犬だw(笑)橘高さん特撮見に来られてましたとのことでしたしね。何はともあれ、"知らないのか納豆に ネギを刻むとうまいんだ!"で「日本の米」!! ひっさしぶりーーー!! 引き続くは「♪罪の意識で眠れないのかい」と内田さんが歌をかっさらい、驚くオーケン(笑)内田さんのボーカルがオトコマエ、「俺の罪」だ! ボーカルを奪われ手持ちぶさたなオーケンさん、ステージ外からボースカ人形…しかもダブルで!を持ってこられて踊られる(笑)かーわーいい!
ノリノリなナンバーが終了したあとに入ってきたおいちゃんのぎゅるぎゅるしたギターの唸り、これも予想外、「僕の宗教へようこそ」だああ!! きょ、今日のセトリすごい! このあたりでもうセトリを予想しようとかいうコシャクな考えは打ち砕かれました! 先が楽しみになるばかりです。 間奏、語りの部分でオーケンさんが学園天国で煽り。「♪ヘーイヘイヘイヘイヘーイヘイ!\はいこっちがわ!/(※上手側)」\ヘーイヘイヘイヘーイヘイ!/「ちょっと音程高く煽りすぎたかな。♪ヘーイヘイヘイヘーイヘイ! これっくらいで!! はいこっち!(※下手側)ヘーイヘイヘイヘーイヘイ!」\ヘーイヘイヘイヘーイヘーイ!/「ヘイ!」\ヘイ!/「ヘイ!」\ヘイ!/ ♪はいはいはいはいはいレディース&ジェントルマン……♪ オーケンの語りも冴え渡り、そしてこの曲のみどころ、エディがゆっくりとキーボード台から降りてきてそして、ステージ中央へ! ハンドマイクで腰を落として大熱唱! リキッド中に響きわたるエディボイスです!!
MC。「サッカーとか、見てる? あれ俺わかんないんだよねえ。オフ???なんとか???とかあるじゃない、はしっこの…」\オフサイドー!/「えっ、あれってラグビーでしょう??」\えーーー(笑)/「だって! だってだっておいちゃん! ユーミンの"オフサイド"っていう曲あるよね、あれってラグビーでしょ」おいちゃん「そうそう」とうなずかれるものの内田さん「それは"ノーサイド"だよ」(笑) おいちゃんとオーケンがへなへなと……(笑)しかしそこから、「……えーこのように、われわれのサッカーに対する知識というのはまるで"中学生"レベルですので…」おおおおおお! うまいっ! なんか今日はテンポがものすごくイイですよイイですよ、ツアーファイナルシングルのみの収録曲「中学生からやり直せ!」が久しぶりの登場です!
中学生から間髪入れずはじかれるおいちゃんのギター、そして投げキッスーーーーーー「ドナドナ」!!! 哀愁のただようメロディに乗せて大合唱。中盤の間奏ではじける。ドナドナコールが気持ちいい! 引き続いてはこれまた続くおいちゃん曲「ロシアンルーレット・マイライフ」! 拳を突き上げるのが気持ちいい! アウトロもいいですよね!
MC。退場しようとしたおいちゃんに向かって「おいちゃんおいちゃん、そんな退場しなくていいんですよ、おいちゃん、え、きがえるの? そうですか。橘高さんも行っちゃうの。内田くんも行っちゃうの!?内田くんはいていーじゃん!!」とオーケンさんが引き留める(笑)。「みんないなくなっちゃうんだもん……。あ、サポートのみなさんはいらっしゃる。サポート紹介、ピアノ、三柴理! そして、ドラムス、PON!」(わああああ)
「PONさんが来てくださってから、みんな楽屋でロックの話をするようになって僕ら(※=オーケンと内田さん)が困ってるんだよね(笑) ○○の何枚目のアルバムはどうだとか、そういう話ばっかり。僕らが漫画の話をしていて、橘高くんにロックの話をしろよって言われた話は有名ですが、そっか、今度は僕らがマンガの話をしよう!」(笑)
最近どんな漫画が読まれてるの?」\ワンピース!ジョジョ!/「ワンピースかあ。ワンピースって読んだことないんだけど、イメージとしては……ムギワラ帽の(笑)……が(笑)船で………ガンバの冒険みたいに」(爆笑)「イタチと戦うという」だいたい合ってる(笑)オーケンのおっしゃられるガンバの冒険はたぶん原作の方ではなくてテレビアニメのほうだろうなと何となく思っていました(笑)「内田くんはワンピース読んだことある?」内田さん「ないない」「そっかー……ほかにどんな漫画があるっけ? 最近のマンガの……ほら、バスケットボールの」(漠然とし過ぎだ(笑))\スラムダンク!!/「それそれ! あれって」もう終わったー(あれー?(笑))
確かこのへんでおいちゃんと橘高さんが戻ってこられたはず。おいちゃん薄いピンクのTシャツでかわいいー! オーケンさん、通り過ぎるおいちゃんに「ホラホラマイク持ってー。どうせ次"じーさん"なんだからさぁ」と声かけ、おいちゃんがマイクを持たれます。ほほう、次じーさんなんですね。ある意味予定調和な雰囲気を抱く中、たしかここでDVDの発表と宣伝があった……ような。そうです、DVD。公式でも予約が始まっておりますが、今回は(橘高さん曰く「流通は今は置いておいて」)発売は10/1。橘高さん「物販の通販サイトあるでしょ? あそこでね」公式サイトで予約をすると「なんと! もう1枚! ライブの特典映像を集めたDVDがついてきます!」\おおおおお~~!/ 先日のエンジェルライブを(「MCはともかく」←(笑))フル収録した2枚組。事細かに長く内容を説明する橘高さんを、下手側に寄って見守る残りのみなさんがちょっとおかしかった(笑) オーケンさん「橘高さん、橘高さん、通販番組みたいですね(笑) でも、お高いんでしょう?(笑)」橘高さん「いえいえ今なら」(笑)
さてそんなDVDの発表が滞りなく済み、「DVDよろしくお願いします」とオーケンさん。おいちゃんに言われてたとおり次の「じーさん」の体勢へ。「白盤で焼いてきたばっかりのカラオケ音源で歌いますよ」とのこと……
だまされたーーーーーー!!!!(笑) 完ッ全にやられた!!! 全員揃って"じーさんはいい塩梅"──かと思いきや、エディが突然哀愁のこもった音を奏でられはじめ、始まったのはUFOと恋人から「ひまわり」!! 歌の中ほどからおいちゃん、内田さん、橘高さんがオーケンと合唱。熱を込めた感じで歌われるおいちゃんがかっこいい!そして「ひまわり」と言えば橘高さんの「♪逢えるの」。予想を大幅に超える超ヴィヴラートが炸裂、いろんな意味でスゴカッタ。最後はみんな、会場も合唱(みんなで歌ってください、は間違いではなかったの)でゆっくりと終了。おいちゃんも(たぶんほかのみなさんも)ゆっくりとお辞儀。あああああ、完璧にやられてしまいました。だってオーケンさんおいちゃんにじーさんがどうとかあーだこーだ言ってらっしゃったからさぁまさかそう来るなんてすっかり油断st、ってそんな悔しがり方をする暇もなく、さらに真のびっくりはここで訪れたのです。ひまわり終了後、すぐに会場を包んだのは地響きのようなくらいSE。こ、これは!?
───『ゆうべ、ひとりの おとこが しんだ』…───
ざわめき。歓喜の、驚愕の声!! それらもすぐに曲の持つ迫力に飲み込まれます。ドラムが。しずかに、しずかに迫る。エディのオルガン、そしてクワイアの部分は、すうっとステージに立った内田さん、の、前にセッティングされた小さなキーボードのような楽器から奏でられています。おいちゃんは背を向けてただじっとたたずまれている。加わるPONさんのドラム、そしてギターズのギター、バチバチバチと激しく明滅するまばゆい照明。(退場していた)オーケンさんが登場、歌いあげられる………レティクル座妄想に収録されている音楽の層の中で、一番下にあると言えるかも。いや、ある意味一番上なのかもしれない。先のブリッツ2DAYSでやらなかったあの曲、「ワダチ」が、なんとこの振り替え公演で登場です!! 自分、としては再生頻度の低めの音楽だったのですが、演奏されているのを聴くとなんとかっこいいことよ! オーケンさんの中間の語りが終了して、またオルガンとクワイアに戻り、その間奏から徐々に、徐々に盛り上がり、会場全体が一体となってうごめいた錯覚すら抱く。凄かった。
終了後「みなさんの気持ちを代弁しましょう……ひねくれたバンド」(爆笑)いやいやいやいや。ほんと今日はびっくりさせられっぱなしですよ。ホントびっくりした。まさかここでワダチが来るとは。「コブクロにもワダチって曲があるんだけど、交換してくれないかなあ……(笑)断られるんだろうな」
MC。「おいちゃん、なでしことか見てる?」おいちゃん「なでしこ見てません、ゴメンナサイ!」(笑)オーケン「メンバー全員の興味がない話しようか」\ゴルフ!/「あーーゴルフ!ゴルフねぇ。あれねー。どう、ゴルフってやる?」(全員、やらないやらないのジェスチャー(笑))オーケン「打ちっ放しとか、打ちっぱなすよねー」内田さん「うんうん、うちっぱなすうちっぱなす」(全員まったく興味お持ちでないですね(笑))オーケン「あ、ゴルフバッグがいくつ入るかで車の大きさ計るんだよ、知ってた?……テレビでやってる車番組で」橘高さん「アレだろ、営業がでてきてさ……」などなどと盛り上がり。
「おまえら! おまえら、ジャンプしてくれるかー!! 1回だけでいい!」とオーケンさんの煽り、ここから怒濤の筋少タイム、ジャンプという煽りからダメ人間かとおもいきやここでも予想を裏切ってくださる「サンフランシスコ」!! 全員の大ジャンプとおいちゃんの大ジャンプ、途中の内田さんの唸るベースとこちらに来てくださった橘高さんのお姿も堪能し、続くはおいちゃんのはじけるリフからすっかり定番、「ワインライダー・フォーエバー」!! 今回間奏に入る前においちゃんがもんのすごくマイクを通されて叫ばれてた気がします。場所を忘れてしまったけれど、釈迦の後とかにもマイク入った状態で叫ばれていた気がします。いつもマイク通さないのに珍しい、そしてわたしは案の定メロメロになっていたわけで、最前に押されてきていて、かなり柵にめり込んじゃうほどのものすごい押しがきたんですが、その痛みに抵抗する余力が湧いてくるほどに。カッコイイラップパート終了、ワインからなだれ込むのはこれもおいちゃん曲、ああ、大好きです!! 「心の折れたエンジェル」!!!今日のエンジェルは押しに抵抗して負けるものかと思っていたせいか、なんだかとっても気持ちがアガりました。拳を突き上げるの楽しすぎます~~~! そして筋少タイムの最後を飾るは定番かつ最強の「イワンのばか」!(※アウトロ?でおいちゃんが前方に拳をがつがつされてたので自分もごつってさせていただきました(♪) わーい!)
イワン終了後、「ラストだから盛り上がる曲をやってやるぜ~~~!!!」とオーケンさんがさんざん叫ばれるもおいちゃんが持たれてるのタカミネなんですけど~~(笑)で始まった本編オーラスは「子犬にしてあげる」! タカミネ持たれてにこにことステージを回られるおいちゃんがかーわーいーいー! シアワセな感じの気分のまま、本編終了。 すっごい! びっくりし通しの本編だった!!
~アンコール~
アンコール待ちの間、客席から自然に沸きだしたのは筋少コールではなくマーゴンコールw 登場されてきたオーケンさん、「あのねえ。今、舞台ソデで協議してた。もう"マーゴン"は、やめよう」(爆笑) おいちゃんは物販プライドT。アコースティックコーナー。
オーケンさん「言うこと最初に言っておきましょう。明日もよろしくお願いします」(パチパチパチパチ)それでイスに座られようとしたときにバランスが崩れてナチュラルに「あっあぶない」って言われて(笑)「いやいや、ホントにこういうのが致命傷になったりするんで……。あのねぇ、僕わかったの。筋肉少女帯のライブでは、大槻は面白いことをいっぱい言っているっていうのが基本になってたけれど、今は、「大槻ケンヂは昔はいろいろ面白いことを喋っていたが、今はヨイヨイになっている」って、そういうスタンスで、もうそれでいいんじゃないかと」って、ええええ(笑)
DVDもよろしくお願いしますね、と喋られてから、アコースティックで、「デコイとクレーター」! これもまためずらしい! じっくりと味わったあと、アコースティックコーナー終了で、ここからのテンポも、今回はまた早く。「えー、筋肉少女帯、まだまだ続いていきますので、よろしくお願いします」\うおおおお!/「平日にこんなライブに来るようなお前達はアウェーだ!」とのつなぎからゆさゆさの「アウェーインザライフ」オイオイコールの「仲直りのテーマ」そして緩急グルグル掛け合いが楽しすぎる「レセプター」の復活後曲鉄板三連発! レセプターの最後にはPONさんのドラも入って、大団円。そしてまだまだ続く、ここで「サボテンとバントライン」が来ました! マーチングのリズムに合わせて足を踏むのが楽しい。そしてバントラインで終わりかと思ったら「あと1曲! 最後の1曲だ! おまえら! 明日が平日だろうとこういうライブに来るような! そういうやつらのことを何て言うか知ってるか!?ダメ人間って言うんだ~~~!!!」
オーラスは「踊るダメ人間」!! での全員のダメジャンプから、恵比寿青葉の振替公演1日目は終了です! おいちゃんがストラトを前に差し出してくださったんで触ったりあれこれ!(><*)
今日は凄かった! オーケンさんが何かしら仕込んでっていう旨事前に大ブログにかかれていらっしゃいましたが、正ー直、まさかここまで、完全敗北させていただけるとは! オーケンさんのMCもいつもよりテンポがすごく良く感じて(もしかしたら、特撮で目指された「シンプルでソリッドなライブ」展開をそのまま引き継がれたのかも?という位)、今回は濃密な時間がわあっと勢いよく流れる感じで、いい意味で時間が短く感じられ、レア曲もあり、大満足、とても良かったです。筋少最高!
最後に、橘高さんがハケられるときに、「地震のせいで延期になったりいろいろしたけれど、無事にライブをやることができました」ちょっとうろ覚えなんですが、そういう事を観客席に向けて話されてた気がします。内田さんも同じように。そうですね、ようやく今、3月の時間がここに戻って来たわけですからね。ライブの楽しさの余韻といっしょに、少しほっとした気分になりました。予定が不透明な中、「まだまだ筋少やっていきます」とはっきり言ってくださったのも嬉しかった。長らくの時を経て、明日は青葉ツアーの正真正銘のツアーファイナル。果たしてどんなライブに、そしてどんな発表があるのかしらん! と"これからの筋少さん"!に! ワクワクしながら、ホテルに帰宅したのでした!
セットリスト
1. 釈迦
2. 日本の米
3. 俺の罪(内田さんボーカル)
4. 僕の宗教へようこそ
5. 中学生からやり直せ!
6. ドナドナ
7. ロシアンルーレット・マイライフ
8. じーさんはいい塩梅→ひまわり
9. ワダチ
10. サンフランシスコ
11. ワインライダー・フォーエバー
12. 心の折れたエンジェル
13. イワンのばか
14. 子犬にしてあげる
Encore
15. デコイとクレーター(アコースティック)
16. アウェーインザライフ
17. 仲直りのテーマ
18. レセプター(受容体)
19. サボテンとバントライン
20. 踊るダメ人間
~おまけ~
今回、エディがなぜかことあるごとに踊ってらっしゃって、
ワインの入りのおいちゃんが例のリフ弾かれてるところの後ろで
詳しくは覚えてないんですがすごい動きをされてたもんですから
うっかり吹き出してしまいました。くそっ、負けたーー!!!(笑)