2011/8/6 ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2011 DAY. 2 @国営ひたち海浜公園
2011/8/6に茨城・国営ひたち海浜公園にて行われた
「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2011」のライブレポートです。
▼あたし夏フェスにやってきたんだ
15:00 ~ 16:00
国営ひたち海浜講演 LAKE STAGE
ロックインジャパンフェス! かねてから映像だけで見ていたあの広大な夏フェス! 2010の夏フェスの映像での、会場の楽しそうな風景を見た時に、「来年こそは現地に行こう…」とひっそり誓いまして、ようやくやってきました2011、ひたち海浜公園、ロックインジャパンフェス。昼前に到着し、森のキッチンを抜け、茶屋ビレッジにてベーコン丸焼きをほおばり、氣志團さんの身体を張ったパフォーマンスをグラスステージ後ろから拝見し、みなと屋で冷し茶漬けとハム焼きをほおばり、あれよあれよと言うまに時刻は15時過ぎ。筋少さんの前に出演されるトライセラトプスさんの時間。夏フェスの広大……地図のスケール感よりは狭かったけれども、それでもやっぱり広大な空気に現実感がわかずなかばぼんやりとしていましたが、急がなくては! 百戦錬磨の筋肉仲間さんにいざなっていただいてレイクステージの階段をかけ降り前方ゾーンへ。いわゆる待機というやつです。トライセラトプスさんの心地よいツインボーカルのハーモニーに耳を傾け、レイクステージの空気を味わいます。
──レイクステージは、去年の映像で見たときとは違ってステージバックグラウンド色が黒色です。円形状の、コロシアムのようなステージ、外周からいくつも重なって天井をおおうように空にたなびく多数の旗、色は白と青を中心とした爽やかなライトカラー。トライセラトプスさん終了後、時刻は16時。ステージでは、橘高さんのマーシャルの壁がざあっとスライドして登場、筋少ロゴのツーバスドラム…長谷川さん!のセットも登場と、着々と準備が進んでいきます。サウンドチェックも入念に、って、今あのSE鳴ったじゃないですかおぉい曲バレェーーーー!!!wwww スタッフさんが、内田さんのマイクをテストされるときにだけデスボイスを出されたり、そして響きわたるドラムの音圧に揺れるステージ前の幕など、普段のライブでは見られないステージセッティングの感じが新鮮でした。ふと空を見上げると、ステージ間の注意事項のアナウンスで、「ただ今雷雲が迫っています」との通り、どんよりと曇っているわけではないけれども、適度な雲で覆われ始めた空ですが、陽の光は届いていて明るいです。心地よい涼しさ。定刻を少しだけ過ぎ?左右のスクリーンに変化が。SEとともに、「筋肉少女帯」の文字が、夏の青い空(笑)をバックに映し出され、開演を告げます。涌くレイクステージ! そこに響くステージ開幕SEは「God of thunder」!!空にも雷神、そしてステージにも雷神降臨! 夏フェスモードの筋少さん、ただいまより開幕です!
オーケンさんはバンダナにTシャツ、内田さんは白のロングTシャツ、既にジャケットを放棄されているおいちゃんも白+白よそおい、橘高さんは黒白リルカ衣装、ひらひら! 明るい空の下で見る筋少さんいつもとなんだか違うーー! 幸いにして最前にたどり着けたので、ステージ、一望できていい感じ! そしてその中1曲目、開始はいきなり「釈迦」だ!! 釈迦はやるだろうなと思っていましたが、いきなりここでくるとは思わなかったので予想外! のっけからおいちゃんの大ジャンプが決まる中、若干余裕のある空間を利用してモンキーダンスが楽しいぞ! 最前なので後ろの様子はあまり見られないのですが、オーケンさんが「はやくはやく~~~~!」とお客さんをレイクステージに招き入れています。イイヨイイヨ、この熱気に誘われてみんなこっちに来るといいのだ! そして引き続いての2曲目はセッティング中でネタバレしてたw「ワインライダー・フォーエバー」! もうすっかり定番になりましたよね! しかし夏フェスでこれをやって来られるとは、今回すごい攻め姿勢という感じがします。ラップパートでは、「40代、もうあんまり踊れませんが! 一緒に踊ってくれるか~!」とオーケンさんの声。ステージ上をフリーダムに移動されるメンバーのみなさん。いつもより長く腰ふりダンスをされる内田さん(笑)ひとりエクザイルのオーケンさん(笑)おいちゃんがたしか「レーザーメスが消してゆく~」の前あたりでマイク通して超叫ばれてた気がするのですが記憶がががががが。きっと映像化されると思うのでその時に答え合わせをしたい所存でございます。
「こんにちは、筋肉少女帯。えー……いつなんどきどんなフェスでもアウェイのアラフィフヘヴィーメタルバンド、筋肉少女帯……しかし! ロックインジャパンフェスでは、すでに常連のテイ.…..(ドヤ!)」\わあああ!/「えっと、今回は予習をしようと思って、トライセラトプス(※筋少さんの前)さんとフジファブリック(※筋少さんの次)さんのCDを借りたんですけどぉ、いろいろ忙しくって返せずにいたら延滞料が4800円になりました」(爆笑)「あと身内の話で恐縮ですが、ボクの兄がカメラマンをしておりまして、なんと偶然にもこの! ロックインジャパンフェスを撮りに来ているそうです!」(おおっ、兄貴登場!?@SFDF……と思いきや)「ですが! ここではなくCharaさんを撮りに行っているそうです」(笑)
「今ひたちなかには雷雲が来ていると言うが、ステージ上にはあいつがやってきてくれるぜ! 遠い異国のロシアから! あいつがやってくる!! イワンと言ったら「ばかー!」とコールしてくれるかい!」「イワンの!」\ばかー!/ から「イワンのばか」に突入! おいちゃんが曲の始まる寸前長谷川さんに向けてわーって合図されてたのここだったかな? 久しぶりの長谷川さんツーバスが炸裂! ギターズのソロ回し! レイク全員でのバンザイ&ラララの後、イワン終了後になりひびいたイントロは、えぇええええええっまさかこれやっちゃうの!!! フェスで?! おいちゃんのぎゅわんぎゅわんしたギターからまさかの「僕の宗教へようこそ」だ!!! ええー! これを! いちげんさんの前で!!?
今回の「宗教」、途中のオーケンさんから、フロントマンの手管発揮開始ですよ。例の間奏で──たしかここだったと思うのですけど──「初めて筋肉少女帯を見た人ー!」と客席に声かけ。自分の位置からだとお客さんがはっきり見えるのは上手の前方くらいだったのですが、それでも思わぬほどたくさんの人が手を上げていたのでびっくりしつつすごくなんかニヨニヨしちゃうんですよね。イイヨイイヨ!「若いんじゃない?」(笑)「俺たちは活動23年目だ」だが何かを共通にして分かりあえるみたいな話をしてて、そこからコールで、おまえたちがちゃんとコールアンドレスポンスをしてくれれば、犬神が降りてくるかもしれない!といって(記憶が曖昧なんで合ってない可能性がありますが(;))、学園天国コール! そして煽りだけかと思ったらすぐに原曲にかなり忠実な語りに突入、ここ、すごくきっちりと言われてたのがかっこよかった! ──そして宗教と言えばエディ! 語りを言い抜いて、「オペラを!」「オペラを!!」と引っ張られるオーケンさんのシャウトが響く中、すうっと立ち上がり、そのまま台から降りてこられるのかと思いきやなにを思われたかなんとマーシャルの壁の後ろに回る大移動をこなし橘高さん側からご登場!!(笑) 中央に立ったエディのワイルドコーラスがレイクを揺るがします。でそこでオーケンさんなにされてるかと思ったらステージ端からエディを礼拝みたいに拝んでるwww 犬神様の降臨だー!!! 最後は「宗教に入れよなんとかしてあげるぜ!」と、この、ひたちなかの、海沿いの、真夏のフェスティバルで、大人数で、大合唱!!(笑) シチュエーションがおもしろすぎてニッコニコしちゃいました。今回のベスト…というよりグレイト!なアクトでしょう。レイクのすりばちの中が異空間に変わってましたよ! ……しかしながら筋少さん、そしてオーケンさんの"異界化"の手腕発揮はここだけにとどまらなかったのです。
宗教終了後おいちゃんがギターをはずされて……おや、"じーさん"かなあ? と、思いきや、オーケンさん「これだけの人が居たら、いい"こだま"が聞こえるような気がしないかい?」。「ちょっとヤッホーって言ってみようかあ。聞きたくないかーい! ヤッホー!」\ヤッホー!/(橘高さんに向かって)「ちょっとそこのヘビーメタルの人」(爆笑)「ヤッホーって言ってみてくださいよぉ、あの、あんまりヘビーメタルっぽくならないように」「オーケーロックインジャパーン!!!」(メタルシャウトで叫ぶ橘高さん、そのまま)「ヤッh「あの橘高さん(笑)」かぶせてオーケンさんがしゃべられてきたので橘高さんズコーw「あの(笑)今、オールナイトニッポン聞いてるって言いませんでした?? ちょっともっかい言ってみてよ」(空耳かよ!w)橘高さん「オールナイトニッポン聞いてるー!!!」(律儀にちゃんと言われるんだこれが、そしてわーーと盛り上がる会場に)「(言ってること)なんでもいいんだねw」とオーケンさん。(笑)。そして「ヤッホー!」\ヤッホー!/「ヤッホー!」\ヤッホー!/「ちょっと長く言ってみようかあ、ヤーーッホーー、ホーオーオー」\やっほーー、おーおーおー/「次は「ハイホー!」」\はいほぅ!/と数度、お客さんとコール&レスポンス。
ひとしきりのやりとりが終了したあと、エディの美しいピアノピースが奏でられ……そして始まりました、まさかフェスでこの曲をという曲、2曲目! 「山と渓谷」! オーケンさんが歌われ始めると、ふだんの筋少ライブではない現象がここでひとつ。『規則正しい手拍子』w サーチライトツアーでなかったですもんね(笑) メンバーの皆さんも、この反応は予想されてなかったのでしょうか、おいちゃんが笑いながらお客さんを見回されてたのがちょっと面白かったです(笑)
そして中盤、オーケンさん以外のメンバーも加わってステージと観客との、ヤッホーコーラスタイム。……そうなんですよ! このとき! 気づいたんですけど、さっきの曲前にやったレスポンス部分が、そのままここの部分の下地、いわば予行練習になっていたのですよね!! すげーーーー!! オーケンさん、さすがだ!! 違和感なくヤッホーのこだまがえしがステージと客席間で行われ、良好なヤッホーにぐっとGJのポーズをされるおいちゃん! そしてラストに入る前、アウトロのところだったかな(間奏だったかも?)で軽くメンバー紹介、「ギター本城聡章~」(おいちゃん客席に向かってイエー!とポーズ、されるも)「本城さん"ヤッホー"って言ってください」(笑)おいちゃん「(笑)ヤーーーーッホーーーーー!!」「ベース内田雄一郎~!」「ヤッホーゥ!!」「ギター橘高文彦~!」「ヤーーーッホォオオオオ!!!!!」(うわービッブラーート(笑)) そしてみんなでヤッホー、とこだま返しをしあって、山と渓谷終了です。うわー、ひたちなかがいっきにさっきとはまた違う別世界になってたぞ!(なごみ!)
ぺこりと一礼されたみなさん、そしておいちゃんが黒ストラトをかまえられ!「最後の曲です!めいっぱいジャンプしてくれるか~~~!! 踊る! 踊る! 踊る、ダメ人間~~~~!!!」なごみの空間から一気に筋少さんスタンダードへ! ラストナンバー「踊るダメ人間」!!! 自分の位置からだと見えなくて以下略だったのですがレイクステージ何千人でのダメジャンプは、きっと壮観な光景だったに違いない!と思うのです。橘高さんがギターをマーシャルに当てられて(※今回、破壊はなかったですね)おいちゃんは筋少さんタオルをわーっと掲げられる。そしてみなさんハケられていくのですが、オーケンさんがその途中で「あのね、あのね、最後に一個だけ言っていい? ──おれたちゃXかよ!!」(爆笑) ときちんとオチをつけられていかれました(笑)
かくして真夏のフェスティバルの筋少さんが終了したわけですが、いやあすごい、こう来るとは思わなかったセトリでしたね! 「多分、フェスだから、代表曲が多いんじゃないかな。ひさしぶりにそういうの聞くのもステキですけどね!」……などと思いながらやってきた今日でしたが、見事に予想をいい意味で裏切ってくださいましたね。レイクをすっかり筋少色に塗り替えて、筋少とはこういうものだ!というものをガーンとお客さんに見せつけてくださった感じがあって、うれしかったです! あとは本文でも触れましたが、オーケンさんのフロントマンっぷりがいまさらですがやっぱりすごく"巧み"だなあってこと。フェスということで、わずか6曲40分あまりの短時間ではありましたが、山と渓谷の持っていき方といいツボを押さえたMCといい、展開がすごくうまくて、初見のお客さんもしっかり掴まれてた感じがして、すごいなあって思いました。フェスの筋少さんはワンマンと違う魅力がありますね! ──そしてその気持ちは帰りの電車の中で「筋少面白かった!」「面白かったよね!」という会話を聴くに至ってますます深まり、とてもニコニコとした気持ちになれたのでした。……そんなフェス筋少さんがことしは2回も見られるぞ、次はわたくしの地元だ、OTODAMA@泉大津フェニックス! 次回はどういう感じで組み立ててこられるのかが楽しみです(^□^)♪
セットリスト
OPSE~KISS"God of Thunder"
1. 釈迦
2. ワインライダー・フォーエバー(筋少ver.)
3. イワンのばか
4. 僕の宗教へようこそ
5. 山と渓谷
6. 踊るダメ人間
~おまけ~
終了後、筋肉仲間のみなさんとまったりしながら食べた
3種ぶっかけ丼が美味しかった~!!
あと、茶屋ビレッジに向かうまでに、
過去のロッキンの寄せ書き展示コーナーがあったので、
筋少のサイン写真を撮ってきました