【番外編】2012/11/17 THUNDER YOU POISON VIPER IN THE WEST@京都RAG

2012/11/17に京都・ライブスポットRAGにて行われた
「THUNDER YOU POISON VIPER IN THE WEST」1日目のライブレポートです。

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 地元京都で2デイズのライブを堪能できる日が来るなんて! 昔からの行動範囲内の京都RAGに降臨されるはThunder You Poison Viper、内田さん・長谷川さん・そしてエディの──いわく、"おもしろピアノ・トリオ"、それがヤツらだ! あいにくの雨の京都でしたが、さんだーゆーは正真正銘初体験ですので、どういう音楽を聴けるのかとても楽しみです。1日目は中程のテーブル席に着席。フードなど頼みながら(※謎めいた長さの)1時間半の待ち時間をすごします。座って飲んで食べて待てるとそんなに長くは感じないですね。テーブル席だったので、多少メモを取らせて頂きました。

 最初はエディが登場、セットされたグランドピアノの鍵盤から奏でられるはどこか聞き覚えがあるメロディ(※♪「ラブ・オブ・マイライフ」)。うつくしい……! そのままピアノは進んでいって、1曲終えて、最後も哀愁漂うロマンチックなメロディ…………あれ、これもどっかできいたことあるような…????ってあまりのメロディの美しさにその時は思い出せず、そうこうしている間にその曲中に後ろ(※RAGは後方が楽屋)から長谷川さんと内田さん……のご登場だ!

 内田さんがベースを構えられドラムがあるじを迎えて、ついにRAGのステージにて重低音とドラムとそしてピアノの音が揃い踏み! って、あっ、これ、「♪燃えよドラゴン」!!だ!川ΘωΘ川「こんばんはー!!!」\こんばんはー!/

 「こんばんは! Thunder You Poison Viperです。このたびは、われわれ、さんだーゆーぽいずんばいぱーが、古都、京都にて、ライブを、敢行するにいたるわけですが」と内田さんのご挨拶から。……って、内田さん登場されるときに持たれてた謎の書類ケースで何か準備を……。長谷川さん「エディは今日気合い入ってたよねーうなぎたべてたよね」エディ「おう! くったくった」長谷川さんがおしゃべり! 先日の青年館の時から思っていたけれどもすごいにゃーにゃーしていらっしゃるけど軽い(笑) お二人が喋られてる間、内田さん、まだ持ってた書類ケースで謎の準備をずーっとされてて「ちょっとまっててね」的な(笑)ご歓談ください。長谷川さん「それ見たい画面出てないでしょ? (※ケーブル)繋がなくてもだいじょうぶなんじゃないの?」「いや、ねんのために」ねんのため!

 さんだーゆーは格好いいチラシを刷った。それでキャッチコピーも決めないといけないと思って、決めたコピーが「おもしろピアノ・トリオ」。いや実際におもしろピアノトリオなんですけどね、と内田さん。「次やる曲、曲について、説明したほうがいいんじゃないの……説明しないと、わからないよ」「僕特撮っていうバンドをやっているんですけど、そこに有松くんってドラマーの子がいて」長谷川さん「彼いかついんじゃないの(笑)」(だっけ?)「そうそう、全身タトゥーのね。そのありまつくんが(※たしかバッハの曲に一定の音しか使わないがあるから)みしばさとしなら「ミシラファドシ」だよね!」…という話になって、それじゃあ、ミとシとファとドとラしか使わない曲をやろうかという話になって、作った。そういう曲です」長谷川さん「ドラムでも…ドラムでもミシラファドシしかつかいません」(ええっ?!)「そういう設定になってる」(設定?!)

 ♪「ミシラファドシ」。びっくりした。最初から内田さんがずーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと一定のパターンのリズムを弾かれ続けて、そこに長谷川さんの多彩な音色とエディのピアノが弾むように絡んでいく感じの曲です。すごい。体を重低音が奇妙なリズムでゆらし続ける。おとのくうかん……。「ドモアリガト」

 今日は新幹線で三人で三列席で来た。途中エディがトイレに立たれたところ、ドアが開くのを待っていたら「後ろからすんげーーーやわらかい重量のあるなにかがぶわって被さってきて!」長谷川さん「僕らはそれ一部始終見てましたからね(笑)」←(笑)!「いやあんまりふれない方がいいかなって思ったんで(放っておいた?)」うちださん引き続き準備。
 長谷川さん「あのさあ、京都の方にききたいんだけど、駅でタクシーを待っていて、駅前のタクシー乗り場に小型中型ってあったんだけど、大型ってのもあって、大型タクシーって、何?」エディ「俺たちここまで来たんだしせっかくだから大型ってやつにのってみようか!と思って待ってたんだけど待っても待ってもぜんぜんこないの!」(※→大型タクシー。たぶんこういうの)「タクシーの運転手さんがこの道のプロって感じで、とても、楽しませてくださってね、ここのコンビニで○○が殺されたんだよ、とか、二条城の床は、うぐいすばりで、あれが、セコムなんだ、とか」「さすがプロ」「僕たちもプロなんで……同じ話を明日もします」(笑)

 「♪神のなせる業と神髄」、「♪君は両刀使い」(笑) エディがどちらも歌われるのですが、後者はエディがこのネーミングにしたのを後悔されているとのこと(笑)

 内田さん、お手元の青いメモを見つつ「MCでしゃべろうと思って、メモをとっていたんだけど、………もう、話そうと思ってたこと、終わっちゃった。タクシーでしょ、二条城でしょ…新撰組ってなんだろう。まあいいや」エディ「この間悲しいことがあったねえ。あるフランス人の人がなくなられて」「……○○○・○○○○だっけ??」エディ「違う違う」結局いろいろ上げられるもどれも違うらしい。「オレが次の曲につなごうとしてるのにぃ~」エディ(笑) そのフランスの方は「シルビア・クリステル」次は僕が歌いますとのことで、内田さんによる「♪エマニエル夫人」
 
「フランス語の歌詞なので、意味を理解しようと思ってamazonでフランス語入門を買いました。けど、あまり読んでいません。エマニエル夫人は日本語の歌詞もあるんだよね」と、日本語のを歌われる内田さん「……アンニュイな感じですよね」

 さんだーゆーCDの話。「今日はCDを売っています。全部内田君がやったんだよね」「クラフト紙です」(かっこいい!)「なんと!千円札一枚で、おつりがこない」「ライブの音なので…これが売れたらまた…」「在庫かかえるのいやなんだよねー(笑)」「売れたら3枚組とかにしようぜ!」「幽霊の声が入ってるCDだとバカ売れだ!」

 内田さん「あの、僕たちは今まで、ドガスカバシャーン!というものを、ずうっとやりつづけてきたわけですよ。」「それで、これからもずっとやりつづけるぜ……が、それは、それで、おいておいて! こういう場所で、3人で、新しいものを生み出していこうじゃねぇかい! ……という」「……」「オチないんだ!(笑)」「間が大事!(○○さんのプロレスのように)」
 ♪「Red」

 さんだーゆーは2部構成なので、いったん休憩を挟みますとのこと。ええっ、時間の経つのが早かった……! 休憩中はRAGの店長さんがさんだーゆーのご宣伝をされてました。 休憩が終わり、後ろから長谷川さんがご登場ではじまったのはモノスゴイドラムソロ!! 今日は長谷川さんが位置取り上ほとんど見えない場所だったんですけど、ものすごい腕の動きはしっかり見れました。 きらめく赤いドラムがかっこいい。 そのまま内田さんとエディが加わって第2部スタート。♪Dog Eat Dog。「まず、最初に。先ほど投書(だったっけ???)がありまして。大型タクシーとはジャンボタクシーのことを指すそうです」
 
 長谷川さんのドラムソロについて。長谷川さん「あーうるさかったっ!」長谷川さん(笑)「タムが一個だね」「筋少の時はどこでも(※どこに手を伸ばしても?)音が出るようになってるんだよ」「ツーバスじゃないよね。けど今日出来てるよね。あれ、ドラム2個いるの?」「いやいや、見た目大事」 
 そのあとどういう流れでか忘れてしまったんですけど、サーキット?から多摩テックの話が出て、「多摩テック……って言ってもここ(関西)じゃ、わからないでしょ。ええっと、ひらかたパークみたいなものです。我々は、ひらかたパークがどういうものなのかよくわかっていないんだけれど」長谷川さん「ひらかたパークって言えば橘高さんだよね。ひらかたにいさん(※ひらパーにいさん?)、橘高さん。としまえんにいさんは本城さんだね、あははは」(とwwwwwしwwwwまwwwえwwwんwwにwwwwwwいwwwwさwwww)

 ♪おしんのテーマ。エディが語られる事には、おしんはとてもすごい暗い話しで、でもこう海外では大人気。日本の人がインドとかに行くと、まず「おしん!」と聞かれるらしい。その哀愁のあるテーマがエディの演奏によってさらに哀愁のあるものになっています。かっこいー!

 「続いてはロックな歌を歌いたいと思います。ハードなヘヴィナンバーを。」内田さんヴォーカルで「♪横須賀ストーリー」。これっきりこれっきり~♪ 「はい、ハードでヘヴィなナンバーでした。……カラオケとかで、歌うのは、いいんだけど…こう、ノリノリで(ノリノリなおしぐさをされる内田さん)…歌えるから。けど、弾きながら歌うと、"ああ、歌わなきゃ! ああっ! 弾かなきゃ!”ってなって、脳が、つかれる。あぁっ、間違えた!!ってなる」(気付かなかった(笑))

 と、内田さんがお手元に黒い長い板状の携帯を……あれ、ツートンカラーのような! もしや某りんごさん謹製スレート&ブラック??「RAGの、ホームページを見ると! "筋肉少女帯のベーシスト内田と初期から共に活動する三柴、そして長谷川浩二による噂のトリオ、衝撃の関西初上陸・しかもRAG2DAYS!メタルとプログレ、ロック、そしてクラシックが混ざり合う毒毒しい世界”……って書いてあります」(笑)「そういうわけで、毒々しく」「京都だから、はんなりとね」「毒々しく、はんなりと」
 
 「次の曲は、僕がちゃちゃっと作って、その後昼寝をしている間にエディが仕上げちゃった曲を」「そんな風に言うなよ!(笑)はかない曲だよー。内田の曲はいい曲なの」ちゃんと曲のいわれを話して、という事になり、これは昔内田さんが作った曲で、エディの「ザ・蟹」の方で使いたいという話し合い?(だったかな)で内田さんの家にみんなで(遊びに)行って、曲を収録するにあたりタイトルはどうしようと話し合っていたところ、内田さんが「中学の時のカバンが出てきたんだよ」とカバンを出してきた。そうしたら、その中にチョコレート(※「白い恋人たちだっけ?」(by内田さん。恋人たちww))があったそうで。エディ「それって中学の修学旅行だから、もう何十年前のお土産なのよ」内田さん「古くなった、チョコレートというものは、こう、開封した瞬間に、(すごい匂いと共に)粉になってしまうんですね」「そんな儚い曲です」(笑)(笑)(笑)

 「♪ホワイトチョコレート」(;;)

 長谷川さん「京都のお客さんはあったかいですね、ありがとう」移住話も飛び出るさんだーゆー。エディ「もともとサンダーユーは、俺と長谷川さんがセッションをやるところから始まったんだけど、内田が、”僕もやるやる”って入ってきたところから始まったの」内田さん「と、言っても、僕はセッションって、やったことないんですね。バンドばっかり、やってきたので。それで、大変にドキドキしてしまったので、強引にバンドにした」(爆笑)
 
 曲名を言われたのだったかな? 本編ラストは「♪孤島の鬼」。普段聴いている孤島の鬼と違うのは、確か間奏だったと思うんですが……ソロの所がとても長い。さんだーゆーならではの音の流れだと思いました。

 曲が終了、アンコールへ。再度後ろの楽屋からお客さんをかきわける感じで入場されてくる皆様。
 「ああいう入場のことを業界用語でプロレス入場と言います」 どういう流れだったか……あ、ショルダーキーボードの話になったんだっけ。それで長谷川さんが「僕の中の三柴さんって釈迦のPVの三柴さんだから」って話をされたんだっけ?……から釈迦のPVの話に。あれはちゃんと許可を取って普通に走ってるバスを使って撮影したもので、バス停でチェーンソーで斬られる時にオーケンさんがいきなりバスから出てきた(ちょっと記憶があいまいです、すみません)「……から、うわー!って驚きながら斬られてた」長谷川さん「(※釈迦のころのエディの髪型がツンツンだったので)今の髪型おもしろくない! ああいうのもっかいやってよ~、立てようよ~」エデイ「やだよ!(笑) けどおれ髪ふっさふさだから! 白髪染め、したこと、ないんだぜぇ~」わっはっは(笑)

 「さて、アンコール、最後の一曲。おおもりあがりだ~!」と内田さんが手拍子を促されたのでしたか。長谷川さんのドラム、内田さんのベースも入ってて、沸き上がる手拍子の中、始まった1DAY目のオーラス……なんと「♪RYDEEN」!! まさに大盛りあがり! です! 曲終了で最後、内田さんが前に出てこられて、何をされるかと思うと「皆さん、僕が、「いち、にー、さん」と言ったら、「だー!!」と言って、そのあと、「ゆう~~~」と言って下さい」最初ん?って思ったけど、ああ、なるほど!(笑) 
 o川ΘωΘ川「それでは!」
 いち!
 にー!
 さん!\だー!/\ゆぅ~~~/

 「明日の活力さんだーゆー」。かくして、不可思議かつ盛り沢山な空間のTHUNDER YOU IN THE WEST、1日目はここに終了致しました。初めてのサンダーユーさんだったのですが、とにかく音の空間が不思議な感じでした。極度に(毒々しくはんなりと)完成された本気の「おもしろピアノ・トリオ」。「本気の面白さ」! エディのピアノ、内田さんのベースと長谷川さんのドラムが形作られるそんな音の空間がとても心地よかったです。曲の情報も(エマニエルはやられるとは思ってましたが(笑))事前にほとんど仕入れてない状態で参戦したのですが、ミシラファドシがスゴイ! エディの美声がすごい! そしてホワイトチョコレートの儚さに泣けたりRYDEENでノリノリになったりとバリエーション多彩な曲目で、MCもすごい面白くて、めったに見られない内田さんの音頭取り──いわく「いっしょうけんめい喋られている」らしく、「内田が次に何を話すのか待つのが面白い」と、エディの談──というか全体的に皆様すごくよく喋られる。そういうMCの空間も含めて、みなさまがすんごいゆったりと楽しんで演奏されてる!と感じましたです。余裕のある、けれどもハイグレード・ハイクラスな空間。あ、明日もこの空間を堪能できちゃうなんて!? 川ΘωΘ川<「曲もガラっと変えるよ!」 うわーい! ワクワク! 

To be continued to "TYPV in the WEST Day-2!"
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セットリスト(※公式ページより引用)

~Piano Solo
Love of My Life
グリエール「プレリュード」
猪木ボンバイエ
1. Enter the Dragon(燃えよドラゴン)
2. ミシラファドシ
3. 神のなせる業と神髄
4. 俺は両刀使い
5. エマニエル夫人のテーマ(Vo.内田さん)
6. Red(King Crimson)

~Drums Solo
7. Dog Eat Dog
8. おしんのテーマ
9. 横須賀ストーリー
10. ホワイトチョコレート
11. 孤島の鬼

Encore
12.RYDEEN

~おまけ~
「今日、CDの他に、内田のバッジも売ってるよね」「はい」
「あれって内田ファン同士が声に出さなくてもあのバッジで会話できるんじゃないの」
「あなたも内田! わたしも内田!」wwwwwww