【番外編】2012/11/18 THUNDER YOU POISON VIPER IN THE WEST@京都RAG
2012/11/18に京都・ライブスポットRAGにて行われた
「THUNDER YOU POISON VIPER IN THE WEST」2日目のライブレポートです。
さて本日2日目は晴れ! TYPVin theWEST、2日目です。昨日は初聴きの迫力にすごくいい意味で翻弄されました。今日は、さんだーゆーというものがどういう感じでいらっしゃるのかが判ったので、今日はどういう新しい曲と出会えるのかなと思い静かにワクワク。今回はステージからかなり近いところのテーブルに当たることができました。あまりメモを取れなかったので、昨日と比較すると少しボリュームが少なめになってしまいましたが、さわりだけでも雰囲気をお伝えしたいと思います。
開演は昨日よりだいぶん早め。ポテトをつまみながら開演を待ちます。開演時間になりエディ登場、今日もエディのピアノから。曲のタイトルはその時わからなかったのですが、今回は、目の前にピアノがあると言って差し支えない状態だったので、エディの奏でられる生ピアノの音の粒がダイレクトに聴こえて、すごく輪郭を持って聞こえてびっくりしました。な、なんだこのきらきらした音は!!? キャンディーのようだよ!!
内田さんご登場。昨日と色違いのTシャツを着られています。長谷川さんも一緒にご登場で、「♪大江戸捜査網のテーマ」。
「次の曲は、昨日と違う曲……昨日と同じようにやれない曲……同じようにやるのは無理だからね。だから、さんだーゆーマニアの皆様は、11月18日の京都のテイクが良かった!とかいって、コピーバンドとかやるときはそれの再現をめざしてみてください」長谷川さん「そういうコピーバンドあるんでしょ? 確か機材まで全部コピーしてるってやつ」 「♪ミシラファドシ」。待ってました! 昨日聴いてから内田さんのベースがスゴイカッコイイ!って思ってて、待ってました!
今日は内田さんはコンビニにのみ出かけたらしい(2軒)エディは一歩も部屋から出なかったらしい。
エディの譜面がすごく良く見える場所だったので、楽譜を拝見させていただいたりしていたのですが、次に開かれたページに歌詞が乗ってる。ご、ごっどごっど!長谷川さん「次アレでしょー、神様大好きな歌!」(なんだそれwwww)エディ「神様大好きな歌は昨日やったよ!」と「♪破戒」そして「♪信仰のモチーフ」
エディ「僕がやってる特撮ってバンドの新譜が出ます……アーティスト写真っていうの? なんかみんなヴィジュアル系みたいになっちゃって。」長谷川さん「ヴィジュアル系みたいって、あのボーカリストもですか」あのボーカリストwww「うん。有松くんなんかも、エクステンションっていうの? ばーってつけてて。それで4人並んでるんだけど、俺だけ大正時代の人みたいになってるの!」もうじき新譜発売ですね。
内田さんが僕が歌ってやろうじゃない!とおっしゃられてジョッキのウーロン茶で喉を潤されつつ曲紹介。「"ハチのムサシは死んだのさ"とという曲です。小さい頃にこの曲を聴いて、歌詞の内容は、人が死んで、かなしいなー、って歌なんだけど、曲がものすごくポップな感じで、たのしーーく歌っていて、”おおっ、これが、ヒッピーか!!"と感動した覚えがあります。……たのしくうたいたいと思います。」
「♪ハチのムサシは死んだのさ」。なんとイントロからエディと内田さんのダブルコーラス! チュチュチューチュールルルッルッルルルルルールルルルールールー♪ その後は内田さんがノリノリで楽しそうにベースを鳴らされながら体を揺らしつつ渋いお声で歌われていたのがすごく良かった! 内田さんの歌は渋カッコイイ!
「長谷川さん、今日は衣装に星条旗が描かれているね」黒い生地にメタリックな赤い光沢で星条旗が描かれている衣装でした。「僕アメリカ好きだからね。(※好きなバンドの人とか)全員アメリカ人だって思ってた」エディ「俺イギリス人(たしか)だって思ってた。アメリカは嫌い(だったっけ?)」「けど君アレでしょ、外国でピアノを弾いてる人の家見つけたらノックして入って行っちゃうんでしょ?」「あれは若かったから!(笑) いや、ハンガリーに行ったときに、音楽の勉強をしている学校の生徒達の寮みたいな、寮って言っても家なんだけど、そこでみんな練習してるのね。おれそれで、そこにこんばんはー!って入っていって。」「ハンガリーって何語だっけ?」「マジャール語! あのね、日本語と文法が似てるんだよ。向こうの人もすっごく日本人に親切にしてくれるしね。それでピアノ聴いて弾いて仲良くなったりとか、した」
京都ネタ。「二条城のバッジをいただきました」「京都はいいよね。移住しようか」(※移住だったっけ?)「けど京都は夏熱くて冬寒いらしいよ」内田さん「熱帯雨林ってやつだね」雨林?(笑)
1部ラストは昨日もやられたやつですね、覚えてました! King Crimson「♪Red」です。
いったん退場の後休憩時間を挟み、そして今度は長谷川さんがご登場、昨日に引き続きの怒濤のドラムソロコーナーです。昨日のドラムソロの際はほとんど音だけを聞いていた状態でしたが、今度は長谷川さんをしっかり拝見できたので、うわー腕も脚も動きがすごい! 「目を閉じながら叩かれている」というのをネットで聴いてて、本当にそうでびっくりした。そして内田さんとエディが登場。ステージにふわっと内田さんが立たれてくるりと向き直られ(たように見えた)始まったのは昨日のオーラス「♪RYDEEN」!! ステージから立ち上る空間が一気にテクノになる、超絶な演奏!を聴きながら思わず頭の中で来たるべき世界を口ずさんでしまった……
「CDを売っています。1枚1000円です。楽しんで作ってます(※長谷川さん曰く作りたいから作って出した、利益考えてない、とのこと)」「1枚と言わず5枚でも10枚でも」「お歳暮の時期なのでいいと思います」「秋のさんだーゆー!」
長谷川さんのドラムソロのいいところを切り取ってつなぎ合わせて曲にしたいという内田さん。「"サンダー発電所"って名前つけよう」長谷川さん「いやでもライブで再現するのムリでしょ!(笑)」内田さん「ダイジョブダイジョブ」長谷川さん「僕は長距離ランナーじゃなくて、短距離ランナーだから。今言われてることは、100m走の選手に同じスピードでマラソンをさせようとしているようなものだから」内田さん「大丈夫大丈夫」
「僕は小学校の頃先生に”内田はスローモーションだ”と言われました。それで「ああ、僕はスローモーなんだな!」と納得した」「怒るとかじゃなくて受け入れちゃったんだ!」
「♪I love you so,want you mind」「♪Indian summer 」。
長谷川さん「エディのピアノうるせーなーと思いながら弾いてた。あっコレ悪い意味で言ってるんじゃないよ!(笑) イヤなわけじゃないから」長谷川さん本当に本当にフランクだな!(笑)
エディがどなたかのツアーで京都に来ないかと誘われて、(※マイルがたまっているので)飛行機代出すからと言われたが、「飛行機キライだから断ったんだよ! だってあれ飛んでるんだぜ」
内田さんがまた歌われたい、という話からでしたっけ?「♪時のすぎゆくままに」。哀愁のあるメロディを内田さんの渋い声が歌い上げられます。ややアンニュイとも言えるその歌声もとても素晴らしかったのですが、たしかこの曲、間奏かな、ベースがとても高い音を奏でられているパートがあって、ベースはこういう音も出されることができるのか!とびっくりしました。歌詞もよかった。
「バンドを長年やっているとね、若い頃は勢いだけでうわーってやっていけるけれど、そのあと色々あって抜けたり解散しちゃったりする、僕達はそういうのを何十回と経ているわけで、解散させないひけつをね……僕何話そうとしてたんだっけ?」(どわすれwwww)
昨日に引き続き、哀愁の「♪ホワイトチョコレート」──ああ、これは本当に本当にいい曲だ──を堪能した後は、「ノリノリで終わるぜ!!」的なことをおっしゃった内田さんがみんなに手拍子を煽られます。エディもピアノから立ち上がって正面に向かれて煽り手拍子。会場の熱気が高まったところにうなるベース、弾けるピアノ! くるみ割り人形の行進だ、本編ラストは「♪Nut Rocker」! これ楽しいなあ~!!
アンコールにて再度登場された皆様。「サンダーユーはもともとセッションバンドとして始まったわけですが、僕が入ってバンドになりました」エディ「オレたちセッションをはき違えちゃったね」内田さん「お客さんの指示があれば、はき違えても大丈夫!」\パチパチパチパチ!/「よーし、これからもはきちがえ……モゴモゴ……はちきれよう!」はwwwwちwwwきwwwれwwww そんな面白い空気の中、最後の曲です、と始まったのは、……ああ、これは息を呑むしかない。ゆらゆらと体が揺れる。ドラムとベースとピアノの緊張感が絶妙のバランスで。まるでそう、それは爪先を立てながら音もなく闇の中を歩くようだ。さっきまで明るかったRAGの空間にたゆたっていた闇が一気に本来のくらい生気を取り戻す。ステージで繰り広げられてる曲を固唾を呑んで見守らせるオーラスは、「♪夜歩く」。すごい、素晴らしい。終了後はふたたび昨日と同様川Θ∀Θ川「さんだー! ゆー!」コールで締め。Thunder You Poison Viper 2デイズ@京都はここに終演を迎えたのでした。
書き切れなかったんですが、昨日と同じくとても楽しいMCがたくさんあって、お三方のこんばせーしょんを拝見しているのがとても面白く、そして昨日からガラッと変わった曲目も、賑やかなものありシリアスなものありと、バリエーション豊かな楽しみ方をさせていただけてとても良かったです。やっぱりお三方とも楽しそうに演奏されてるのがすごいいいなあ。カッコよく楽しくかつなごめて、そしてぞわぞわする空間。2日間たっぷり堪能させて頂きました。それでそのあと家帰ってCDのミシラファドシ聴いてこれやっぱりすごい曲だー!!と思った。またゼヒ京都にいらしてくださればうれしいな! はちきれる勢いでお待ち致しております!
セットリスト(※公式ページより引用)
~Piano Solo
フィリップ・グラス「グラスワークス」
キングクリムゾン「風に語りて」
ポール・モーリア「恋は水色」
1. 大江戸捜査網のテーマ
2. ミシラファドシ
3. 破戒
4. 信仰のモチーフ
5. ハチのムサシは死んだのさ
6. Red(King Crimson)
~Drums Solo
7. Rydeen
8. I love you so,want you mind
9. Indian summer
10. 時の過ぎゆくままに
11. ホワイトチョコレート
12. Nut Rocker
Encore
13. 夜歩く