2012/12/13 「作曲者は4人!」@梅田クラブクアトロ
2012/12/13に大阪・梅田クラブクアトロにて行われた
「作曲者は4人!」のライブレポートです。
さて本日は会場を変え初体験の会場、閉館した心斎橋クラブクアトロに代わり新しく梅田の地に出来たライブハウス、それが梅田クラブクアトロ。星乃珈琲店のパンケーキをエネルギーとしてたどりつき、入場開始! 入場するとロッカーがあって、そして会場に入るとかなり急勾配の階段がフロアへ続いています。踊り場があって、そこから2段目、一番上は3段目、そして一番下がメインフロア、ピットです。ステージはそれなりの高さがありますが、フロア自体の幅はあまりなく、逆に2段目と最上段3段目がとても高い位置に存在するため、これは2/3段目からでも見易いいいハコだなあと思いました。本日も幸運にも良番だったのでおいちゃん側2列目に無事到着。
今回は時計を見ていなかったのですが、開始がけっこう早かった印象が──会場の照明が落ち、鳴り響くのは「21世紀の精神異常者」! ステージを開演前に見ていたときに、下手側の壁が壁だけで出入り口が無いように見えて、てっきり上手から登場されるものかと思っていたらみなさま下手奥の方からご登場で予期せぬびっくり!! 長谷川さん&エディ→内田さん橘高さんおいちゃんオーケンさんの順だったかなあ。わーあおいちゃんだおいちゃんだおいちゃんだよー!!(←※極めつけのハイになっている奴の図) おいちゃんは白いジャケットに、いつものチェーンがきらめいて、かきまわし、照明が点灯、あ、あれっ、もしかして、うわっ、(忘れてなければ)拝見するの初めてじゃないかなあ!? ジーーンズじゃないですか!! そして降り注ぐ綺羅星スマイルと共に初めてのハコ、前身は梅田ピカデリー、梅田クラブクアトロにてのド平日筋少さん、ただいま開幕であります!
「作曲者は4人!」と銘打たれた本日の公演、まず一曲目はオーケンさん&内田さん共作のド定番キラーチューン「釈迦」からのっけからのおいちゃんの大ジャンプがががが!って、うわーーーーーゆっさゆっさするうううううう!!!!! 何がって、フロアが!!! ここ梅田クラブクアトロの位置取りはなんとビルの10Fでありまして、行かれた方からのきなみ「揺れる」「すごく揺れる」「機材も揺れる」「楽屋まで揺れる」との話を聞いてましたが、どういう風に揺れるのかしらって思ってたら体全体がフロアごとゆっさーーって揺らされる感じでゆるやかにゆれる感じです。かといってそれでよろめくって程でもなく、ゆるやかなゆさゆさ感。曲が進んでいったら、慣れてきました(笑) 最初からのキラーチューンでのスタートだったので、たしかここで合ってたと思うんだけど、橘高さんもおいちゃんと入れ替わりで下手側にお越しになってくださったんですが、橘高さんの本日のご衣装はつたきゅーのもので、2列目に居て視界もすごく良好、ステージとの距離もそんなになかったので、ご衣装の詳細とFKVもじっくり拝見できて眼福でした。戻ってこられたおいちゃん2度目のジャンプ! 釈迦終了後はつったたつったのリズムにあわせオーケンさんのシャウトが響きます、このゆさゆさ感にこの曲合う~!っていや曲のリズムと揺れが合うのは当たり前の話ですが!!(笑) さあフロアを揺らして踊れ踊れ!オーケンさんの曲始め口上終わってボーカルを奪うはもちろん我らが内田さん! 「俺の罪」! おいちゃんのじゃららん!ってギターの音が好き!
「こんばんはー! 今夜は梅田クラブクアトロ! 新しいハコでのライブだぜ!! ……大阪の皆さん、お初にお目にかかります」(笑)「いやー、クアトロ、この距離感がいいねえ!」「筋少は来年で結成25周年です!!言うても同じ曲をもう百回以上は歌ってるわけよ。新鮮な気持ちを持たないといけないなって思うんだよ。オーディエンスもだぜ!! …あ、でも俺は毎回一曲一曲を新鮮な気持ちで歌ってるよ~!! その証拠に、さっきの釈迦の2番で早くも歌詞がわからなくなった!」(爆笑)「展開が読めなかった! あの曲博物館でどうなるんだっけ?」(どよめき(笑))「えっ博物館じゃなかった??違った??」とっさに反応できなかった客席に橘高さん「おまえら(※客席)筋少ファンやろ!!正解教えろやー!」(笑)
「曲やりましょう(笑) この曲は! ピラメキーノで流れて! もう一回ブレイクするかな困っちゃうな~と思ったら言うほどそうでもなかったという……。おまえらが頑張って俺たちをビッグにしてくれー!!」「日本を印度に、っていったらしーてしまえ……って全然新鮮味のないコールアンドレスポンスですけれども。ピラメキーノで流れても! どうせ幼稚園児とかうたったりしてないんだろ!」(←※うわさによるとしてるみたいだけど!)「…あ、いや、ちょっと話していい? これ終わったら曲やるから! あのね、僕こないだFOKでライブやったんだけど、30分経ったくらいでウワアアア!って席立たれて退出したお客さんがいたのね。えっおれ何かまずいこと言ったかなあ、って思ってたんだけど、その時同じビルで○○○○さんがライブをやられてて、どうやら、俺のことを前座の人だって思ってたらしい」橘高さん「きみだって判らなかったんだ」「「大槻ケンヂ??知らない!!」みたいな……」
「日本印度化計画」! 橘高さんのピックシャワーが上手側にてきらめきます。ギターの音が良くきこえたせいか橘高さんがソロに入られる前のあの遊ばれてるみたいな感じの音がとてもユカイで、突入怒濤のギターソロ。印度終了後は規則正しい長谷川さんのドラムがフロアの震動を後押しするかのように刻まれて、ああ、これは「サボテンとバントライン」! ここの会場はもともと映画館だったので、まさにムービーシアターでこの曲を聴けるというのはなんだかとても感動するものがありました。規則正しくマーチング! 大きく展開して終結した後にキラキラと降ってくるSEは「君よ! 俺で変われ!」!
MC。わーいおいちゃんがジャケットを脱がれた! ロンドンTだ! ジーンズとの組み合わせがすごいかっこいい~! 「今日は新しいハコが出来るって聞いて我々ぜひここでやりたいってブッキングしてもらったんですけど」橘高さん「揺れるね~。ワウが踏めない踏めなi……踏んでるよ!!!」(笑)「ダメジャンプ……いや今日やるかわかんないですよ! わかんないですけど、ダメジャンプなんかやったらすごいだろうな。いや、このビル、わざと揺れるように作ってあるんだって」そうだったの!「免震構造ってやつですね。我々が免震構造じゃないだけです」(笑)
「先日は東京の方でぴあフェスティバルに、ももいろクローバーZさんなんかと出させてもらって、最初は筋肉少女帯の演奏で、ももクロちゃんが踊るっていうのがあちらの希望だったんですけど、筋少はマーシャルの壁があるから踊れないし、じゃあ筋少がももクロちゃんのステージに出て一緒に踊るってことも考えたんですけど、よくよく考えると僕以外まったくももクロちゃんには関わりがないので、僕一人で踊らせてもらいました」(※ここの部分すいませんちょっと記憶があやふやです。言ってなかったらすみませんですよ)「言うても我々平均年齢46.5歳のアラフィフですが、まだまだ大丈夫です。あ、いや一人は27歳でしたっけすみません」橘高さん「24歳!!!」(←やはりポイントそこでらっしゃるのか)「あすいません24歳って設定でしたね」「設定言うな!(笑)」「いーなー俺も設定作っていい~?? あのさあ、わざと年を多く言うことってあるじゃない、甘く見られないように(※だっけ?)。だから俺今から54歳って設定にする~」橘高さん「けどそれガクト君より下やからな」オーケンさん「ええっ?!」「ガクト君は56歳って言うてたもん」「それってなんでなんですか!」「知ら~ん!」(笑)橘高さんがいつもより関西チック!(笑)「おいちゃん、おいちゃんは54歳になったばっかりで」(笑)おいちゃん苦笑(笑)「誕生日近かったっけ?」おいちゃん「近くないよ!!!」(笑)「OTODAMAでお祝いしていただきまして」こないだのことなのにー!!(笑) しまいにおいちゃんも「じゃあ俺も54歳になる~」って言われて橘高さんがおいちゃんに向かってピックツッコミされたけど届かなくて中央のオーケンさんに当たる(笑)
24歳のころは実際にどういう頃だったか、サーカス団パノラマ島に帰るのころで橘高さんとオーケンさんが一番楽しかった頃(※あのころだったら俺たち○○○○○て言ってたよな~とか)って話になって、「一番ってじゃあ今はどーなんだよ!!」ってツッコミが入って「いっ、今は第2の青春なんだよー!!お客さんたちもそうでしょう!!」「けどおまえら青春とかいっちゃって! こんなド平日にライブに来て! 明日も仕事とかあるんでしょう! 現実を思い出させてやるぜ!!」(ひどいwww)
「懐かしい曲をたくさんやって!あのころのことを思い出させてやる! ハードなナンバー行くぞぉ~~~」で始まったのは「くるくる少女」引き続くは「小さな恋のメロディ」! ちーめろは、後半のおいちゃんコーラスがとても格好良いのです。ちーめろの後に続くのはキラキラと輝くものの流れ……ではなく、あ、そうだ、この2曲の流れってここは橘高さんゾーンなのかも、だとしたら次は……と思っていたところに演奏が始まったのはやはり!「ノゾミのなくならない世界」!! このころになるともう揺れとかはむしろ個人的にはスパイスで、そして2回目に聴きの特権として少し冷静になって構成されてる音を聴いていこうって思ったんですけどやっぱりこの曲は飲まれてしまいますね、迫力に! 気のせいかもしれないですが心なしか演奏されてる皆様も1回目にご披露されたときより余裕を持たれてた印象がしましたです。
ノゾミちゃん終了後、楽器隊OUT。「長谷川さん、はせがわさん。長谷川さんマイクある??」長谷川さん「ないよー!(笑)」(笑)マイクが運ばれてきて、どういう話の展開でかはちょっと忘れてしまったのですが、長谷川さんの最初のステージはどこ?という話になったです。「俺は長谷川さんは若い頃からドームとかでドーンでしょ? 一番最初にされたステージはどこだったんですか?」アルフィーではどうだったんですか?」「アルフィーでは最初が渋谷公会堂だね」\おおおおお~~/「最初が渋谷公会堂!」「うん。でもね、その時高校生だったから、単位がやばかった」\うぉおおおお~~~!!/「……ジーーーニアス!!!」(笑)
引き続きエディ。エディコール。「内田くんがいない時に言うのもなんですけど、長谷川さんとエディと内田君でさんだーゆーぽいずんばいぱーというバンドをやっているんだね。今日はそのCDも物販で売ってるんでしょ?」エディ「売ってるよ!」「しかも一枚1000円!」よろしくお願いします、という話。
椅子をください椅子を、と言って座られたオーケンさん。「いやあしかしさっきのノゾミのなくならない世界って言う曲ね。すごい曲だね。歌詞がすごいよね。このひとあたしをうたってる、あたしのこころをうたってるって言う風に女の子があるバンドにハマるわけなんだけど、その後が"ドキドキしないの誰のせい、とにかくあたしのせいじゃない" …あなたがただって浮気したみたいなときあるでしょう!(笑) 昔お手紙いただいて、「オーケンさん、早く新しい曲を作ってください! ファンの子がみんなカステラに流れていってしまっています!」トモフスキーさんね」「それでその後が"それから6年後"わずか6年だよ! この辺の数字がリアルだなあ」(だったっけ?)とかしゃべられながら、ギターが手に。あ、あれボディがないギターだ!すごい!
「ええい、みんな、でてこいっ!」ギターをスタンバイさせられながら、下手に声をかけられるオーケンさん。最初に出てこられたのは橘高さん。赤いツアーファイナルのご衣装です。歩かれる時にひるがえる裾がスタイリッシュでかっこいい! それで通りすがられぎわにオーケンさんが「その衣装新しい?」っておっしゃられて橘高さんからマジツッコミが(笑)そんな模様に笑って、ふ、っと下手に視線を戻したらおいちゃんと内田さんが並んで既にピアノ台の横に出現されてて吹いたw ってうわー!! おいちゃんそのご衣装はんぶんオフショル+facebookのお写真にも掲載されてた赤×黒LOVET!! 裾の所にスマイルマークがついてるやつ! 鮮やかなオレンジに近い赤がジーンズの色と合っててすごいすてきー! かわいー!
「♪筋少あるある~を~ 言いたいよ~♪」おっ、これは東京でやった少女の王国筋少紹介的な何かかな!「筋少~あるある~を♪ 言いたい~よ♪」「筋少~あるある~を いいたいよー」橘高さん「言うたらええやん」「筋少あるあるを~ いいたいよー♪」橘高さん「言いなはれ!」「筋少~あるある~を~ とてもいいたいよ~♪」橘高さん「言うたらええがな!……おまえら大阪人やろー!!!突っ込めや!!」(爆笑) (※知らなかったんですけど芸人さんのネタで「あるある」ってのがあるそうですね。知ってたら良かったなあ(^x^;))
「これ持ってきたの。血染めの白衣を着て曲をやるぞ!」
おいちゃんがインディゴのキャパリソンを携えられ、緑の照明に包まれる中「福耳の子供’08」。今回は2回目に聴いて感じ方の違う曲っていうのがあって、福耳はイントロのところのギターの和音が迫力!!って強く思って、間奏の緊張感があけてまたその和音が空間に落とし込まれるって感じがしてすごまじく格好良かった。そのあと、おいちゃんが白のストラトに持ち替えられて、ややこもった感じで会場に響くのは聖なる印象を受けるコーラスのSE。東京に続いてもういちど、の、バンドバージョン「生きてあげようかな」。なんだかおいちゃんがすごくさわやかな、というか穏やかな笑顔をされてて、曲の間ずっと続く空気感のある音階を、一音一音特に丁寧に爪弾かれていたような気がして、それがとてもよかったです。素敵でした。そしてそのままさっきのあるある……ではなく本家本元、「少女の王国」!! これがまたすごく格好良かったんだよなあ。
「内田くんは最初のステージどこなの?」「そりゃあ、君、僕とユーは、ミーとユーはいっしょだよ。新宿JAMだね」「最初に見に行ったステージはどこだっけ??」「それは渋谷の屋根裏だね。ケラさんの有頂天……いや、伝染病かな。」「伝染病は有頂天の前身となるバンドで(※だっけ?)あなた(※おいちゃん)いましたね」(うなずかれるおいちゃん)オーケンさん「すげーこわかった」(マジでか!Σ(○д○))
「橘高さんは最初のステージどこだったんですか?」「俺?俺はホリデー音楽祭かな」オーケンさん「最初のステージがホリデー音楽祭? うわあ、だっせー!」(笑)「いやホリデー音楽祭って言われてもみなさんにはまったくなんのことだかわからないと思いますけれど、そういうイベントがあったんです。あれはおそらく高校生にチケットを手売りさせるためのイベントで、今だに何に対しての音楽祭なのかすらわからない。…おいちゃんはホリデー音楽祭出たの?」おいちゃん「出ましたよ!(笑)とーぜん!(笑)」オーケンさん「俺たちも出たんだけど、あれ打ち合わせがさあ、すごいあやしげな喫茶店でやってたんだよな。俺たち(※内田さんとオーケンさん)打ち合わせ出ようって思って、その喫茶店の前まで行ったんだけど、あまりに雰囲気があやしげだったので、喫茶店の前で帰っちゃったの!!」(笑)内田さんがこのあたりですんごいウケてらっしゃって喋りづらそうにされてたのがおかしかった(笑)「橘高さん、(※学生の頃にライブを)大阪ではやらなかったの?」「俺はお前、不登校で東京に来てたんだよ!! ノートにネコの絵を描いてたんだよ!! ネコの絵じゃなくてキッスの絵描いてたんだよ! だから筋少に入ったんだ」(笑)
次の曲に行かれようとして先ほどから着られてた血染めの白衣(曰く「これ普通に買ってきて染めた」とのこと。「いい味出してるでしょ? それでこれを着て「生きてあげようかな」をうたうという」)を脱がれようとするも、脱げないオーケンさん(笑)見かねた内田さんがスタッフさんを呼ばれる(笑) それで脱がしてもらわれるオーケンさん。次の曲では間奏をXタイムにしてくれ!(喋りたいから!だっけ?)とのオーケンさんの要請とともにここから怒濤の筋少タイムのスタートです! クアトロの免震構造が試される?!「踊るダメ人間」からはじまって、次は「カーネーション・リインカーネーション」!! おいちゃんの多重コーラス(たまらん)を経て間奏にたどりつき、その後ふたたび再開されるコーラスではマイクスタンドを手に持たれモニタに足をかけられ身を乗り出されてのアグレッシブなコーラスを!!うぎゃー格好良いもだえる!!!!! 引き続いての「タチムカウ」はみんなでタチムカウ!をコブシ振り上げて連発するのが楽しいです。この一体感が好き! そして最後に一曲!!との口上からの本編オーラスは「ツアーファイナル」!! 間奏のところでおいちゃんが、会場全体に向かってマイクを通さず声をかけられます。この声かけはいつも内容が聞こえないので、聴き取れたらきせきてき!と考えているのですが、今回は間奏が終わる直前に「1・2!」ってカウントをおっしゃられていたような感じがしました!
ツアーファイナル終了後おいちゃんが右側にストラトを差し出し左側の柵に足をかけて身を乗り出しみなさんにご挨拶。ええええもう本編終了?! なんだか今日は時間の流れがとても速いな、楽しすぎるからなのかな、そう思いながらのアンコール。
~アンコール~
アンコール、で、みなさん再登場。たしか内田さんとおいちゃんが先に出てこられたような。おいちゃん、アンコールでのご衣装は、ってすごいキッラキラのスワロ的なもので一面デコレーションされたスカルマークが前面に5個ついて裏に大きく5!の文字がどーんと……って描いたほうがはやい! こういうのです。なんか出られた後においちゃんすごい照れられてた感じがしたんだけどどうされたんだろ(笑)かっこいー! そしてオーケンさんはなんとびっくり白いコート。ダブルボタンのコート(でいいのかな)どうしてそのコートなのだろう?
「ベラさんとポリシックスさんとで競演するライブが来週木曜日にあります。ベラさんは、もともと筋肉少女帯に居た人で、「ドリフター」って曲……みんな知らないか、知ってる? ……も彼が作ったんだよね。そういうわけで、ポリシックスさんとベラさんで一曲、筋少とベラさんで一曲、それぞれセッションをやる……かもしれません」「それでねえ、僕ちょっとDJってやつやりたいの」ええっ!「今までDJオーケン何回かやったことあるのよ!ホントホント! それで、リキッドルームでね、客席の横の所にね、DJのテーブルを用意してもらえることになりそうだから、当日DJオーケンやります!」おぉおお~!「よかったら来てくださいね! 皿回しちゃうよ皿!」それでおいちゃんと橘高さんが横からキュッキュッって音を入れられて「音は要らないー!!(笑)」
「今日のライブを記憶に残すぞ! ……いつもライブってあまり覚えてないんだけど」\ええええ~!/(笑)「何か出来事があったら思い出せる!! 例えば揺れたとか! それで今度クアトロでライブありましたよねって聞かれたら、「あ、クアトロ?揺れたね~」って言う」そしてそんな中、会場に響き渡り出したキシキシキシキシ!という異音。最初はっきり聞き取れなくて、なんの音だろって思っていたら、その「声」は少しずつ明確になっていきました。「ノートにネコの絵を描いているようなおまえら、合唱してくれ!」そう、そのキシキシはキャハハハという笑い声! 元祖バンドバージョン「蜘蛛の糸」だ! 大丈夫大丈夫のところでオーケンさんが上手下手交互に指さし合唱を煽られます。蜘蛛の糸の次は笑い声に代わりおなじみのSEから「イワンのばか」!中盤、間奏のおいちゃんアーミングのところで内田さんがおいちゃんの後ろからひょこひょこ頭を出されてて吹きそうになってしまいました!w そしてイワンの後は橘高さんつながりか、ここで来ました「トリフィドの日が来ても二人だけは生き抜く」!!
トリフィド2連続で聴けたの久しぶりかも……! やっぱり喜びの曲で、前回はひさしぶりに聴けた喜びがとても強かったのですが、こちらも2回目聴きとなると余裕が持てて、ある程度の落ち着きを持って拝聴してました。サビのところのバックに入るおいちゃんのギターのCDと違う音の後半のライブならではの(たわんだような)響き、トリフィドコール、そしてやはり重要なのはギターソロ前、おいちゃんのE-bowから橘高さんのソロへ流れるところ。高く響くおいちゃんのギターの音色と、橘高さんのギターソロが展開していって、E-bowから復帰したおいちゃんがカッティング(?)で入り込まれてくる。そして橘高さんのギターソロがひときわ味わい深く鳴り響くあの部分!ってあーもう口で説明できた気がしない! そんな音の素晴らしさを味わいながらも、やっぱり曲の喜びに飲まれてわしづかみにされてうるっときちゃう、それがトリフィド。ああ、大好き! トリフィドの次は「最後の曲です! あと1曲やって終わろうと思います 少し長い曲ですが、聴いてください。「何処へでも行ける切手」」 これに関してはもう説明は要らないような気がします。演奏がスゴイ迫力で、オーケンさんの歌声も、おいちゃんの規則正しく爪弾かれるギターの音色も橘高さんのギターも。そして最後、長谷川さんのドラムと楽器隊の演奏がずっとかき鳴らされ続けて、どんどんどんどん盛り上がっていって、最高潮になった瞬間ピタッ!!と沈黙でブレイクされて、終演。おいちゃんが精魂を使い果たされたかのように、ぱたり、とステージに膝をつかれます。ああ、凄かった…!
エンディング。ステージ上でしばし放心されていたかのように見えていたおいちゃんが復帰、ステージから手を差し出してみなさんに挨拶です。ラッキーが転がったのか、がっしり両手握っていただけて滅茶苦茶に滅茶苦茶に!!うれしかった!!! しばらく前方にご挨拶された後にマイクの方に向かわれ、「今年も大阪、どうも、ありがとう!」「来年も、また、ヨロシクー!!」と全体に向けて大阪ラストのご挨拶。橘高さんもここで「また来年来ますんで!」ってご挨拶されたんだっけ。そしてその後、確か上手に行かれてたおいちゃんと合流された流れだったかな、なんとステージ中央にてギターズがハグを!!! うわーくるくる回られてる! なんてなんて、幸せなんだろ! じゃれあいながらギターズ退出。その後を追う、前にセンターマイクに立たれた内田さん(※首にカレータオル)、マイクに向かって、オトコマエな声で「ほなまたァ!!」かくして、梅田クラブクアトロ初ライブにして本年度大阪ファイナル、「作曲者は4人!」はここに終了。追い出しSEは恒例「サイン」。おそらく経験した中では終演後最速?のおいちゃんインスタもありーので終演後にもかかわらずフロアでさらにメロメロに!! わーい、楽しかったー!!!
今回は、先だっての東京2DAYSの”いいとこどり”というセトリでした! 2日に分けられていた時はそれぞれ区切りを持って曲一つひとつをじっくり味わえたのですが、今回は1日のライブできゅっ!と詰め込まれた感じがして、でもブロックごとにいいところを詰めていただけた感じ。2DAYSで聴いたときよりはまた違った感じ方を出来て、とても良かったです。あと個人的な体験で言うならば、ハコの感じがとても見易くて、おいちゃんの、そしてみなさんのニコニコなパフォーマンスをガッツリ!堪能できたのがうれしかったです。新鮮なハコであることもあってか全体的に超楽しくて、やっぱり筋少さんが好きだなー!と思わせていただけたライブでした。筋少のライブはいつもとても輝いていて、いわば"きらめき"なのですが、今日はキラキラしたきらめきのみならずそれどころかひときわ大きな綺羅星!!!を頂戴できたきもちでした!!♪ さて次回は(私はポリさん残念ながらお休みなので)恒例年末単発リキッド! 年末の単発公演はすばらしいに決まってる!震えて待て!
セットリスト
OPSE King Crimson"21st Century Schizoid Man"
1. 釈迦
2. 俺の罪(内田さんVo.)
3. 日本印度化計画
4. サボテンとバントライン
5. 君よ! 俺で変われ!
6. くるくる少女
7. 小さな恋のメロディ
8. ノゾミのなくならない世界
9. 福耳の子供'08
10. 生きてあげようかな
11. 少女の王国
12. 踊るダメ人間
13. カーネーション・リインカーネーション
14. タチムカウ~狂い咲く人間の証明~
15. ツアーファイナル
Encore
16. 蜘蛛の糸
17. イワンのばか
18. トリフィドの日が来ても二人だけは生き抜く
19. 何処へでも行ける切手
EDSE:池の上陽水「サイン」
おまけ
(オーケンさん54歳設定の話)
橘高さん「僕がなんとかかんとか」「あなたなんで敬語なんですか!」「年下の設定で!」w